広島県廿日市市の極楽寺山へようこそ

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09/01/05 駒ヶ林・弥山 09/01/17 大江山/宮島 09/01/25 大峰山
09/02/02 経小屋山 09/02/15 宮島の連山
09/03/02 白木山 09/03/09 堂床山・可部冠山 09/03/16 三倉岳
09/03/21 古鷹山・クマン岳 09/03/30 宮島の連山
09/04/25 宮島一週 09/04/28 吉和冠山
09/05/08 半四郎山・広見山 09/05/12 伊吹山 09/05/15 長浜ウォーク
09/05/25 真庭ツーデーウォーク
09/06/02 黒ダキ山 09/06/29 恐羅漢山・天杉山
09/08/11 甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳 09/08/12 芸北花見 09/08/25 臥龍山・掛頭山
09/08/31 八世以山
09/09/07 十方山 09/09/22 船倉山 09/09/24 九重山
09/09/25 涌蓋山 09/09/26 根子岳
09/10/14 三瓶山 09/10/26 竜王山・比婆山 09/10/31 三倉岳
09/11/05 高岳 09/11/15 駒ヶ林・弥山 09/11/22 行者山・傘山
09/12/08 安芸小富士・似島ウォーク 09/12/13 窓ヶ山 09/12/27 三倉岳




09/12/29 三倉岳 g693
12月27日、5人で三倉岳へ。Bコースから出発、途中の岩場でロッククライミングをやっているが、「よっしゃー」とかの満足系は無く、「ギャー」とか「ゥワー」の絶叫系の言が多い。朝日岳に着くが中国からの輸入品の黄砂で景観が薄い。
中岳下の天狗の踊場で昼食を取る。車に乗せて来ていただいたので昼酌も少々。食後中岳・夕陽岳を経て三角点の有る三倉岳へ行く。
夕陽岳と中岳との鞍部に以前は九合目小屋というのが有ったが、いつ頃まで小屋としての形が有ったのか忘れてしまったが、今やぺちゃんこで九合目錆波トタン板だ。、県立自然公園に指定されているのに、みっとも恥ずかしい光景ではあるので建て替えるか撤去すれば。
クライマーは何人も見たが登山者の姿は全くみなかった。この山で登山者を一人も見ないというのは初めてだ。やはり大晦日が近いので何かと忙しいからか、皆ゆとりある生活してないな、というか我々が能天気過ぎるのか。

今年はこれが登り納めで、来年も怪我・病気無く登りたいと思うが、ここの山には神仏の祠は無く、残念ながら神頼みはできない。


登山口の霜柱 電気工事の人? 小屋残骸/い屋〜根




09/12/13 窓ヶ山 g693
12月12日、4人で窓ヶ山へ。魚切ダム沿の湯来線のトンネル付近から魚切登山口へ。ここに1台車を置き他の車で白川登山口へ移動し登るという計画。ここの山は昨年の8月以来だが、この時は登山口手前に駐車場があったが、今回その地点に木工所のようなものが建っている。不法建築物か、もしくは今まで私が民有地に無断で駐車していたのであろうか。まぁ行き止まりの市道なので路駐したけど。
天気予想は一日中曇で雨は降らないということだが、出発時には今にも降りそうで、歩き始めてしばらくして雨具がいるような要らないような小雨で、この状況は最後まで続いた。2時間で魚切コースと出会う。この時期なので花は全く無く紅葉も終わり。イワカガミの葉が沢山あり茶色いけど輝いている。西峰に着き東峰に向かう。12時前に到着し岩の上で昼食にする。5人先着者がいて食事されているが、なぜか立食、まぁそういう食事スタイルがお好みなのだろ。食事半ばで雨が強くなり半断食。
帰路は魚切コースを下る。
登山道は全てきれいに整備され写真入りの説明板も設置されている。
西峰・東峰の間には窓山神社という小祠があり、内部には木片がばらばらになった物があるが、ご神体不明でなんとも拝みづらい・・・。又首なし地蔵さんの祠もあるが、こちらもちょっと人相というか佛相というか・・・。
下山後車を回収に行き、ここから車で5分位の所に、金土曜日のみオープンのパン屋が有るというので向かう。全くの民家の納屋で製造販売されている。手作りで価格もリーズナブル。食事を半分しか食べてないので、この場で1ヶ食し運動で消費したカロリーと相殺になった。


説明板/金属に写真プリント 窓山神社 首なし地蔵さん
大岩の謎の彫り物  158番地のカントリーベーカリー/フリードリンク(即席珈琲/セルフ)




09/12/08 似島一周ウォーク・安芸小富士 g693
12月6日、似島へ。4日の新聞の催し欄に「広島歩け歩け協会」が催す「似島一周ウォーク」というのが掲載されていたので3人で参加する。ウォーキング大会はたまに行くが、この協会の行事は始めてだ。歩け歩け協会というのは各地にあるが、どうも名称がいかにも強制されているような語感でいまいちなネーミングだな。
宇品から9時30分発のフェリーに乗船。似島港桟橋までは普通20分だが、似島学園前桟橋を経由する便なので35分掛かる。運賃は同じ、5割儲かった気がする(?)。乗客の殆どはウォーキング参加者だ。似島学園前桟橋ではポリスマン・ポストマン・フィッシャーマン・トレッカーが少々下船する。
似島港桟橋前で準備体操後10時30分時計回りに出発、海岸線周回道路を10km位の距離だ。
大竹から呉あたりの本土の見慣れた景色が、視点を変えて見ると新鮮だ。
事前の計画では似島学園構内から安芸小富士に登り臨海少年自然の家で昼食を摂る団体に、速やかに追いつくというものだったが小富士の山頂で昼食を取り始めると、穏やかな天候もあって「もう追いつくのはどうでもえーけんね」という気分になる。
食後臨海少年自然の家へ下る途中に良く整備された展望台があるが柵の外の雑木が伸びているので眺望はいまいち。
少年自然の家から再び周回道路を歩く。途中の中学校側に原爆慰霊碑が有るが、この島には原爆投下後に多数の被爆者が収容され死者が続出した、少年自然の家に当時の遺跡が有り説明板がある。悲惨な出来事だった。
海岸には釣人が結構いて、ちょうど70〜80cm位のスズキを釣ったとこも見た。海水はきれいに澄んでいてヒジキが生えているところには魚が沢山いるが、干物になったらメダカとイリコの見分けもできない位なので何という魚かは分からない。
ゆっくりと週回路を歩く民宿・ペンションが有り、似島桟橋に着くとフェリーの時間まで1時間以上あるので桟橋前の民家密集地を散策する。
人がすれ違うのもやっとというような狭い路地が続く、いい加減意メインの道路に出ようと思って進んだら行き止まりだ、路地と個人宅の敷地の区別がよく分からなく迷路みたいだが、結構良い不雰囲気だ。この島の民家の99%はこの地域みたいな気がする、島に平地はあまり無い。
フェリー待合室で思いがけず知人に出会う。安芸小富士・下高山へ登られたそうだ。16時の船に乗り島に分れを告げる。


富士へのアプローチ 歩け歩け 振り向けば呉方面
早咲き?遅咲き?ボケ咲き? 枯木アート 泳いでいるのか、溺れてるのか




09/11/23 行者山・傘山 g693
11月22日、今にも振りそうな天気だが、終日曇りという天気予想を信じて3人で大竹の行者山〜傘山の縦走に行く。出かける前に家で足をひねってこけた、さい先は不安である。玖波の恵川沿いの大歳神社の近くに駐車し出発。狭い路地を抜け石鎚本教の神田山教会に着く。神社の謂れを記した説明板があり、昭和44年の建立と意外と歴史は新しく、四国の石鎚神社と同じ様に本社・鎖場・頂上社が有る。神社に参拝し、裏手の道から塩ビ製の鳥居を潜り、本家の成就社相当(?)の場を過ぎ、羊歯の茂った道を進むと一ノ鎖・二ノ鎖で行をする人あり。本場の鎖のように輪っかが大きくなく足掛りがないので腕力に頼る部分が多い、メタボ体重の人は相当しんどく、次の日には肩・腕が痛い、まぁこれはあくまでも想像であるが・・・。三ノ鎖はすごい、これは50mあり相当に行を積んだ人か、絶叫マニアか、人生を投げた方しか登れそうにないな。
頂上社に着く、祠は施錠してあり、参拝を拒んでいて賽銭も無用というような感じだな。
すぐ裏手の行者山山頂から北方に玖波槍が見える、なかなかピーク感があるように見えるが、近づくと道からは標高差1m。
傘山への縦走路を進む、県道42号から谷和へ向かう車道まで結構ピークが多く長い。
車道に出て山の法面の階段の傘山登山口を進み山頂に着く、西ピークで昼食の予定だったが雨が5滴ほど落ちてきたので、木の下で食事を摂る。幸い降る事は無かった。
食後西峰に向かう、ここは展望が良く曇ってはいるが近隣の山が見える。三倉岳も見えるが独特の三本槍の形状には見えない、なにごとも一面だけ見ては駄目だという事だね。西峰を経てから、少し下って谷コースへ向かう鞍部があるが、ここに「大竹山の会」の「↑尾根コース」、「←谷コース」道標があるが、←谷コースの部分がガムテープで塞がれた後、経年変化でで剥がれたような跡がある。いつもはこの地点を下るのであるが、谷道が崩落でもして通行不能にでもなったのだろうと思い、尾根道を進むが先が読めないので5分位で引き返し、谷道を下ってみる。以前に通った時より荒れたような気がするが、何の問題も無く谷和への車道へ出る。道標の意味を深読みしすぎたか、しかし誤誘導するような道標だったな。
帰路は憩いの森方面から西山社へ下るつもりだったが、雨が毎分20滴位落ちるので舗装路を下り「大人原」集落へ出て県道を下る。県道までは直線距離は短いが、道路が大きく蛇行しているので遠い。徐々に雨は多くなるが何とか雨具無しで駐車地へたどり着く。


本家と同じトレードマーク つるんとした肌触りの鳥居 一ノ鎖
奇岩・珍岩 紅葉もそこそこ 紛らわしいぞ、ガムテ




09/11/15 宮島 g693
11月14日、宮島口桟橋で9時に待ち合わせ6人で宮島へ、世界遺産・紅葉の見物と弥山登山ツァーに出かける。
宮島桟橋前の広場では産業祭りでテントが設置してあり、廿日市市地域の産品の販売準備をしている。
時間は比較的早いのに、もう観光客・修学旅行生が沢山いる。
多宝塔ルートで駒ヶ林を目指す。塔は多宝という割にはセキュリティーが甘いようだが、多宝塔というのは建築様式の事なんだね、別にお宝が沢山置いてあるという意味では無いようだ。
早朝まで雨が降り、シダ藪の道は濡れていて、パンツの裾、靴を濡らす。気温は高く半袖Tシャツだけでも良いくらいだ。
この日は山頂で豚汁をする為、結構でか目の鍋を持参し食材も飲料も持って、北アルプス表参道コース3泊4日位の重量になり、途中で完全にパワーが無くなった。同行者から相当置いていかれ、ヘロヘロで駒ヶ林山頂に着く。予定では弥山頂上で食事の予定だったが、もうここの岩上に座敷が出来ていた。弥山の展望台には人が沢山いるので、ここで食事にする。
食後、弥山に向かう。途中の大日堂では「周防国」般若寺と書かれた白装束の団体が太鼓を叩いて般若心経を唱えられいるので心の内で唱和する(といっても極々部分的にしか知らないんだけど)。お経を唱えるのは内容は分からないにしても、なかなかリズム感があって高揚するね。心を洗われ、邪心・俗心・欲得心を捨て、無我の境地を求め六根清浄を唱えつつ山頂へ。My家内安全・金運上昇等私利私欲な罰当たりはあまり願わない・・・か。
山頂には登山姿の方より圧倒的にロープウェーで来たと思われる観光客の方が多く、日本語より中国語・韓国語・英語の方が多いくらいだ。
帰路は博奕尾ルートを下る。途中のロープウェーの榧谷駅にはもう3時前なのに、まだ沢山の人が並んでいる。博奕尾根の途中から紅葉谷へ下る。
ここの紅葉は時期が悪かったのか、きれいな紅葉は殆ど無く、枯葉の落葉か未だ緑に近い葉だ。今シーズンはあまり雨が降らず、秋になっても冷え込みも無いからか。
観光客は相変わらず多く、旗を持ったガイドがいる団体も多い。この市では以前に財政難なので入島税をぼったくろうという話があったが、実現していたら相当に潤ったかも知れない。
島外から食料を持ち込んだだけでは島の経済の活性化にはならないので、もみじ饅頭を買い大いに財政支援をした。


紅葉発色悪し はんにゃーはーらーみーたー 明治時代の新婚旅行再現




09/11/05 高岳 g693
ケツがイテー。一般の人はインフルエンザの心配をしているのに私は尻の状態を心配する。
11月3日、北広島町の高岳に登る。戸河内道の駅で5人・車3台で待ち合わせ、ここのコロッケ屋さんで弁当を買い出発点の奥匹見峡へ向け出発。
前日は今期1番の寒気が来て嵐で、北部は雪だった。この日の天気予想もおおさぶ、道中から見る山々は雪が積もっていて紅葉とのコントラストが美しいが、気温は1度。191号線からそれて聖湖方面から先の道には積雪がある。高岳登山口に2台を置き、奥匹見峡の駐車場へ着き寒さ・雪対策をして9時出発。短いスパンのジグザク急登道を登る。何個ものピークを登り下りし、10時40分頃天杉山・高岳分岐に着く。
今日の目的の一つに、今年6月に台所原から天杉山に登り、冒険で先まで足を伸ばして(実は迷って足を伸ばしすぎたのだけど)引き返した地点の確認だったが、思ったとおり同一地点だった。
人は道も人生も迷って学習能力を高めるのだね。
さらに登り下りを繰り返し進む、積雪がが段々と深くなる、12時20分に「野田の百本松」分岐の道標が有る、聖山・高岳分岐に着き昼食を取る(野田の百本松というのはどこに有るのだろうか?近所の野田さんの五葉松な知ってるけど)。
猛烈に手が冷たい。今年4月末に吉和冠山にカタクリの花を見に登り思いがけない積雪・降雪で手袋が濡れてえらい目にあったので、今回は学習効果で濡れ対策に炊事用ビニール手袋を付けたが、外からは濡れないが中で蒸れて汗をかき、内部の手袋が冷えて結局凍える事に、安上がりな良いアイデアとと思ったが不発。昼食用のビールもどきを冷やして持ってきたのを根性で飲み、そくそくと食事を済ます。この時点で路面には足跡は全く無く(途中の雪の上には熊の足跡はあった)、1時前に出発の準備をしていると、高岳方面から23人の団体がやって来る。圧倒的に女性が多い、われわれは男4人・女1人、うらやましい!。
高岳に向かっていると女4人・男1人のグループとすれ違う。1時30分頃高岳山頂へ着く。晴れていると聖湖等の絶景の眺望があるが曇っているために展望はイマイチ。団体さんはここで昼食、我々は下山する。
今日はよくこけた。5人で最低でも30回はいっているな、転倒未遂は500回。粘土質の道で濡れ落葉、シャーベットの雪、最悪は滑ってこけて尻を打った所が木の根っこ、これでストックが曲がった、金銭的損害も悲しいがストックで支えきれないメタボ体重というのが何とも・・・。まぁしかし、スキー競技の大回転のストックは曲がっている、案外と曲がっているほうが具合が良いのかもしれないな(んな訳はないか)。
転倒してパンツが汚れたら車の乗車席には座らずに、荷物スペースに乗るという不文律があるので、皆オーバーパンツか着替えをもっている。
行く時は雪景色だったが帰路には雪は殆ど溶けて見ることはない。


深入山/行く時 深入山/帰る時
紅白でおめでたい 雪中漫遊記 悲惨な思い出の地
臥龍神/大分老けたな 某トラベル御一行様 ストック/使いやすく改造(泣く)




09/10/31 三倉岳 g693
10月31日、3人で大竹市栗谷の三倉岳に。天気予想は快晴で気温も上がるとあったが、霧が出ている。8時半麓の駐車場に着くと休憩所の前に、20人位の団体がミーティングか松茸の採取方法の説明かで存在している。この方達に先を越されると、いささかまずい状況になるので早々と出発する。この山には紅葉する樹は少ないが、まぁどちらにしても紅葉時期は過ぎている。
10時前に朝日岳と中岳の鞍部に着き休憩していると団体が来た、まずい!速やかに朝日岳をピストンし中岳に向かう。鎖場を経て山頂へ、すぐに団体が。どうも団体さんが後から来ると忙しないね。又、鎖場を経て夕日岳へ登頂し、すごく地味な三角点が有る三倉岳へ。ここでまだ11時だ、下山して昼食を取る事にする。何のためにわざわざ弁当を持って登ったんだかなー。
帰路は栗谷から山越で谷和を通って大人原へ下って帰宅する。標高450m位の位置にある谷和集落は個数12戸で、平家落人伝説のある地区だ、古文書にも地名があるので実録だろう(本当か)。道が分からなくて尋ねたが女官風の品の良いお婆さんだった。


この方達より先行しなければ 落葉路 山の神現れる




09/10/26 比婆山 g693
地名とか山名は何らかの由来があって命名されているように思う。冠山・烏帽子山は形状から、十方山は360度さえぎる物が無く見える、毛無山はズバリ頭部が・・・。しかし比婆山は・・・、お婆さんを比べる・・・?。
10月24日、比婆山の命名の由来を学術的に調査しつつ風流人的に紅葉を愛でに5人で県北に向かい、庄原ICを降りた所で待合わせた1人と竜王山の登山口の熊野神社に着き、2名は本日の下山地の
県民の森へ車を移動しに行く。4人で神社に参拝する。境内には杉の巨木が多く、広島県の天然記念物にも指定されている。神社記の説明板には熊野神社は比婆山の伊邪那美神の御陵の遥拝所にあたる、とある。広い境内には他に5ヶの神社があり、神話に出てくる神々が祀ってあり幽玄な趣だ。これ位の数の神様がいれば、この地に悪い事は起き様が無いな、今日の安全は保障されたようなものだ。ついついお賽銭もはずむ・・・か。しかし今は神無月だ、大丈夫か〜ぁ?。
登山路であるよく手入れされたジグザグの中国自然歩道を20分位進むと那智の滝が現れる。長らく雨が降らないので水量は少ない。ゆっくり休んでいると車を回送して来た2名が追いついてくる。この滝水
で手を洗うと皮膚がきめ細やかになるという伝説があり、全員手洗いするが効果が有った人も無い人もいる、信心の差であろうか。
気持ち良いブナ林を進む。紅葉のベストシーズンは少し過ぎているようで落葉が多い。竜王山頂近くのキャンプ場はすでに数十年前に使命を終えたようで、東屋・炊事棟・管理棟などの施設は廃墟に近く、良いロケーションを著しく阻害しているな。撤去して山に戻してはどうであろうか。建設時には多大な予算を付けるが、あとは放ったらかしという土建行政のなれのはてか。
竜王山頂は草木が刈られ360度の展望だ。ここから立烏帽子の駐車場に向かう。駐車場は車でいっぱいだ。数日前にこの付近の紅葉が新聞・テレビに掲載・放映されたので観光客・カメラマンが多数。
比婆連山の最高峰の立烏帽子山に登る、すごく地味な最高峰なのでパスする人が多い。
12時前、池ノ段との鞍部に着き昼食を取る。曇っていて風もあって寒いので山頂ではなくここで食事の人が多い。
食後、池ノ段・
原越を経て天然記念物のブナ林を通り、比婆山頂/御陵へ。
巨岩の御陵の前に新しい祠が出来ていて、その前で写真を撮る人もいるが、それは単なる賽銭箱の保護用の祠だよ。
神話の世界から抜け出し、烏帽子山に向かう。山頂手前で吾妻山・大善原が良く見える。烏帽子岩に登り、出雲峠に向け下山し3時30分にセンターに帰着し、県民の森駐車場に置いていた車で熊野神社へ他の車を取りに行き帰路に着く。
紅葉は2〜3日位前がピークだったか。比婆山の命名の由来はよく分からんなー。確かにお婆さんは結構いたと思うけど、お爺さんもいた。比爺山でも異論はないかと・・・。


巨樹抱人 賽銭少額願多数人 美肌効果零人
池ノ段 吾妻山・大善原 馬鹿高上人




09/10/14 三瓶山 g693
10月12日、全国的に体育の日で祝日。この日は「国民の祝日に関する法律」で国民はスポーツに親しみ、運動を必ず行わなければならない。これに反する物は法により激しく罰せられる、と六法全書に書いてある。
前日、前々日と行事があり、身体・肝臓の休暇日で惰眠をむさぼりたかったのだけど、遵法を心がける者としては体を動かさざるを得ないな。
というような訳で、紅葉も期待しつつ200名山の三瓶山に4人で登る。
5時半出発し山陽道・中国道から浜田道の大朝ICから川本町を経て西の原へ。東の原、北の原から登った事は何度かあるが西の原は初めてだ。定めの松の横からススキの原っぱを通り男三瓶を目指す。
10時過ぎ山頂着。大山や日本海、出雲平野が良く見える。ここから時計周りに女三瓶へ。ここの縦走路は反時計回りが一般的だが、何事にも反逆者はいる。岩場の道を下る。多分東の原から登って来たと思われる何人もの方々とすれ違う。女三瓶・大平山にはリフトで観光来たと思われる人も多い。孫三瓶に向かう、親・子・孫の三代で来ている人に出会う、この山に本来あるべき正しいグループ登山の形である。孫三瓶から子三瓶に向かう、男三瓶から降りる時に出会った人たちに結構出会う。
同行者の方が3日位は遭難してもよい位の食材を持ってきたのを、各山頂でいただいたので特に昼食は取らず、子三瓶と男三瓶の鞍部から駐車地へ3時20分に帰着。
紅葉は全く無かった。もう2週間位先か。
帰路は三瓶山周遊路を巡り、赤名峠(トンネル)を経て中国道三次ICで乗り帰宅。


定めの松/大田市指定天然記念物 西の原から男三瓶へ




09/09/28 中九州「登山と温泉」極安ツァー g693
シルバーウィーク、バードウィークのようにシルバー世代が大事にされる週間だと思ったら、ゴールデンウィークより短めの連休なので,こういう名称になったんだね。そのうちブロンズウィークもできそうだね。
シルバーウィークには高速道ETC1,000円で車移動の人が多く、各地で渋滞や事故が多発している。これで高速無料になったら、どうなるのだろうか、財源・環境を考えたら無料化政策ははどうなんだろうか、といつつ連休最後の日の夜、2人でETC1,000円の日に出発し1,000円の日に帰るという計画で九州へ行く。
地球及び家計のエコの為、我が家は節約生活を送っている。食費・公共料金・衣料費・無駄口・・等々を極力省く。
このライフスタイルを旅行に行く場合にも適用する。旅行の経費で大きいものは宿泊費だがこれは車中泊で対応、交通費はETC1,000円、ガソリンはまぁこれはエコ運転する位しか対策は無いな、食材は持参だ、この極安旅に大きく貢献するものに15年位前に購入したコールマン社のクーラーボックスがある、48リットルの容量で3日経過しても凍らしたペットボトルの氷が半分は残っているという高性能だ。冷やした飲料も持参できるし生鮮品も大丈夫。車移動なので布団も炊事用具も、結構ゆとりがあるものが持参できる(電気炊飯器はさすがに無理だ)。


9月24日 九重山 
初日は九重山へ登る。前日23日夜に家出、山陽道・中国道・九州道を経て大分道の玖珠SAで仮眠、併設のコンビニで昼食を購入し、4時過ぎに玖珠ICを降りて赤川温泉の登山口で朝食。平日でマイナールートであるからか、ここから登る人は他にバイクで来た1人だけ。
当初の計画は人のHPを見て、9時出発で赤川温泉-久住山-稲星山-白口岳-中岳-天狗ヶ城-星生山-扇ヶ鼻-赤川温泉に3時帰着というものだったが、このHPはマラソンとかクロスカントリーをやる、スピード命の人のHPで時間の参考にはならないので、長縦走はあきらめ天狗ヶ城から再度久住山に登り温泉まで同じ道を下る計画に変更。
硫黄の臭いがする道を登る、温泉源からのパイプがずっと引かれていて側の小川には湯の花が咲いている。乾燥した粘土質の道で長い事雨が降っていないので歩けるが、雨後だったら滑って歩けないだろう。後方には阿蘇山が良く見える。季節はずれのミヤマキリシマが咲き、大柄なリンドウが咲き乱れている。2時間半で久住山頂着後、稲星山を経て白口岳へ向かうが、ここで道を間違えて白口岳はパスし(昭文社の地図もあてにならない)潅木道を中岳へ向かう。白いリンドウが一輪、始めて見た。九州本土最高峰の中岳山頂からは九重の山々が箱庭のように見え、牧ノ戸峠から北千里浜を通って来る人が多く見える。
白口岳をパスした為、時間のゆとりができたので、扇ヶ鼻経由で下山する事に、扇ヶ鼻は初めてだが360度の展望だ。8時間30分の行程で赤川温泉へ帰着し温泉に入る。入浴料500円で真っ白な濁り湯で加温した温湯と源泉の冷泉がある。
入浴後宿泊場の牧ノ戸峠に向かう。途中でガソリンを注ぐが144円自宅のほうでは123円なのに、ぼったくりだな。
やまなみハイウェーのこの牧ノ戸峠の標高は1.330m、ほぼ吉和冠山に匹敵する。
他に駐車している車は数台あるが、法華院温泉にでも宿泊している人の車か人影は無い。晩酌・夜食後ベッドメーキングして7時に就寝。
赤川温泉上流の湯の花 硫黄山方面 色白なリンドウ
苦渋山 中岳から御池を見る 赤川温泉/露天風呂


9月25日 涌蓋山
牧ノ戸峠で4時半起床。これを満天の星というのか、周囲に明かりが無いので無数の星が見え、流れ星が1つ。標高が高いだけに寒い。登山者が2名。朝食後、今日の目標の涌蓋山へ向かう。途中の長者原には結構駐車している。
一目山登山口から7時前出発。露の茅原の草原で靴・パンツがびっしょり濡れる。この後何度も濡れたり、乾いたりを繰り返す。20分ばかりで一目山頂に着く。右に地熱発電所の蒸気、左に風車のエコ発電システムが見える。一旦下り牧場内を通り、みそこぶし山へ向かう。なだらかな牧草道を登り再度下る、途中には牛のう○ち。林道に出てすぐに涌蓋越えで、女岳を経て10時過ぎ涌蓋山頂に着く。山頂は広くて360度の展望だ。祠が2個、倒れた標識。途中で出会った人に、ひぜん湯への下山路を教えていただき下山開始し涌蓋越えまで戻る。ここで同行者と聞いた内容の解釈が異なり、30分位タイムロス。1時前にひぜん湯に辿り着く。ここは02年に宿泊した事がある。建物の中に登山口があるという変わったものだった。素泊まりで1,200円、布団・台所・食器・こたつもあり当然温泉もあったが、05年7月の梅雨の大雨災害の土砂流出で建物も流れ1名の方が亡くなった。現在この地は更地になっている。
ここから駐車地までは車道歩きの1時間位の登りの距離だ。ここにタクシー営業所があり心惹かれるが、格安ツァーの趣旨にのっとり歩く。そこいら中に源泉があり排水路にも暑い湯が流れている。出発から6時間、駐車地にたどり着く。
入浴に向かう途中でエコツァーの一環で、九電の八丁原地熱発電所を見学に行く。ここは無料、おまけに粗品も頂く。この近くの小松地獄を見物する、無料。ここで同行者が地獄に落ちる。普段の私への虐待を思えば、当然のむくいである。
入浴は筋湯温泉の共同浴場の「うたせ湯」へ入る。300円で自動販売機でコインを購入し入口に投入すると回転式の扉が動く。ここはイスも置いてなく体や頭は洗わずに、うたせだけのようだ。水圧はあるが水流の幅が広すぎて、目的の位置に当てるのに結構苦労する。
入浴後九重夢吊橋を見物に行く、500円。今回のツァーの唯一の有料施設だ。この橋は全くの観光用で実用性は全く無い様だ。うーんなんとも潔い。しかし大自然の景観を味わった後では、さしたる感動は無い。
ここからやまなみハイウエーを通り、途中のスーパーで食材を購入し阿蘇の道の駅へ向かい、ちょっとまともな食事(=高価)を取り就寝。
濡れ場地帯 味噌拳山を一目見る 無風ならただのデクノボウ
涌蓋山頂上の信頼性?の道標 疥癬湯へ下る 心を打たれた温泉


9月26日 根子岳/阿蘇山
道の駅阿蘇で起床、朝食後この日の予定の根子岳のヤカタガウドルートの登山口へ向かうが、道路標識類は無く、地図にも載ってなく、カーナビでも表示されない。何とかたどり着き7時半頃登山口で届けを提出し出発。
砂防堰堤を何個か越えガレ場を進み、やがて苔むした岩場になり、浮石だらけのガレ場になる。狭い谷で陽は全くささず薄暗い。メガネ岩の下に着く。メガネ岩は上部の枠は欠けていて、下の穴は木が茂ってはっきりと見えず、不良品になっている。昨年登った人の写真はメガネの形なので、割と最近壊れたようだ。この付近から樹林帯に入り天狗のコルに着く。眼前の天狗岩はすごい迫力だ。眼下の谷を恐る々覗く、100数十mの絶壁。
西峰は命知らずの世界だ、見る岳の人は東峰へ向かうが、こちらへの尾根道も結構スリリング。東峰山頂まで1時間位の行程だが道幅30cm位の個所が多い、草木が有るので恐怖感は無いが油断すると、あの世へ落下、昇天という事にも。実際事故も起きていて危険箇所の看板も結構設置してある。
山頂滞在中に5人位人を見るが、大戸尾根ルートから来た人だ。
下山は同じ道を辿る。
尾根道は危険もあるが慎重に歩けば大丈夫。むしろヤカタガウドの方が落石の危険性があり怖い、ドングリが落ちて音がするとドッキとする。
下山後内牧温泉へ向かう。ここには安価な銭湯が結構あるが大阿蘇温泉へ入浴、100円。普通の民家風で庭先から湯を汲み上げ、かけ流しだ。帰路は熊本ICから九州道に乗り、SAで今回旅唯一の外食の熊本ラーメンを食べ20時頃帰宅。
ヤカタガウド苔岩ゾーン 不良品眼鏡 命知らずが行く所
生きた心地しないゾーン ヤカタガウドデンジャラスゾーン 100均温泉


安上がり旅の秘訣は「贅沢は敵」精神。旅先の経済振興は考えない。食材は持参した特売品で済ます。高速道はETC1,000円で移動。土産は買わない。
しかしこれは結構ストレスになる。3日が限度だな。
2.3泊3.3日の旅の経費は2人で2.2万円位。




09/09/22 船倉山 g693
9月21日、廿日市市大野の某宗教施設で「杜のフェスティバル」があった。今回は10回目で幾度も来た事がある。この催しは毎年ビッグなアーチストが多数来るが、なんとも嬉しい「入場無料」。この施設は船倉山の麓にあり、昨年はバイクで来たが、今年は歩いて廿日市市宮内から山越えで行く事に。
自宅での昼食後、佐伯へ行く人の車に便乗して宮内半目藪の登山口から出発。道は送電鉄塔の保守道なのでよく整備されている。鉄塔保守道はどこでも整備が行き届いているが、さすが電力会社は独占企業だ、時間も金も惜しまない。
この道は急登で花崗岩質のザラザラした砂利が浮いていて、乾燥もしているので滑りやすく、恐ろしく蜘蛛の巣が多く二刀流で払いながら登る。
あぁ〜落ちる滑り落ちる、なまじっかきれいに草木が刈ってあるので掴る物が無い、巣を沢山払ったので蜘蛛の祟りか、クレヨンしんちゃん作者の運命をたどる事になるのか、今までの人生が走馬灯のごとく・・・というほどの事も無く滑落は1.5mで終わり、足に絆創膏2枚の重傷。
送電線保守道はどこも「火の用心」と書いた黄色のピラピラが掛かっているが、「死の用心」という赤いピラピラも掛けては。
山頂に着く。フェスティバル会場からの音が聞こえてくる。
大野に向かって下る、道標が設置されているので迷う事はない。こちらも花崗岩道でシダが茂って路面が見えない箇所もある。
3時会場に着く。レイニーウッドのステージを演っている。柳ジョージ&レイニーウッドの頃の曲が多い。ボーカルも演奏もいいね。
ここの会場には露店が沢山あり、頂き物の金券でビール・つまみを買う(我が家定番の安いビール風味泡酒は置いてない)。
ビールを飲みながら100数十人のダンスパフォーマンスを観る、やはり数の力はすごい。
次はチェンミンとツァオ・レイの二胡の演奏。二胡は泣きの音の楽器だなー。
再度ビールとつまみを購入。
次は東儀秀樹と古澤巌のジョイント、ひちりきとバイオリンは意外と同じ様な音質に感じる。東儀はアンコールでギターを弾きラップもやり、スマップの曲を演ったけど、これはサービスのし過ぎではないかい。
廿日市福市長(?)の挨拶があるが、これは場の雰囲気を盛下げるな〜。
最後の演目は大蔵流/茂山一門の狂言。伝統芸能とかは意識せずに単純に面白い。
帰路は無料送迎バス。やはり無料・頂き物というのは喜ばしい。


@ A B
@ こっちの方面からここを見る人は数少ないだろう
A 宗教は大きな気持ちで、来るもの拒まずで・・・
B 狂言もうすぐ始まります




09/09/07 十方山 g693
先週に登った広島市安芸区の山は非常に暑かった、残暑というより猛暑が続くこの時期は、やはり中国山地へ行くべきだろう。
というような訳で(どういう訳か分からんけど)9月6日、十方山へ登る事に。 
アクセスは無料化された高速道を利用して行く事に。廿日市SAのスマートICにゲートがあるが、まぁこれはいずれ撤去される事だろう。
山陽道から中国道にそれて戸河内ICで降りる。ここにもゲートがあり、700円と表示される。
ナンダコレハ先の総選挙で民主党が勝利した、マニフェストには高速無料化が記されていた。早くも公約違反か !!、かって「公約違反などたいした事ではない」と言った自民党の総理大臣がいたが、民主党も同様なのか、政治に絶望するな〜。
エッ ! まだ政権交代は行われていないのか、あ ! そう現在の総理はまだあのお方なのか、まぁ、それでは仕方ないね。もう少し待つ事にするか。
今回のメンバーは今もこれから先も(というか数10年前に)子供手当支給という事には縁が無いので、高速無料化くらいは恩恵に浴したいものだ。
公約違反は重大な結果になるという事は、皆学習したと思うので、よろしく。
戸河内道の駅で定番の野菜買出しとコロッケを購入し、191号線を進む。戸河内バイパス西口信号から左折した、内黒峠に向かう252号線は未だ落石で通行不能だ。
深入山の側を経て横川林道を通り二軒小屋駐車場へ着。他に車はいない。
6人で藤本新道登山口から9時に出発。藤本新道はよく整備されているが急登で思っていたより暑く結構きつい。
縦走尾根は3年振りだが、各所に道標が設置され、笹も刈ってあり道幅も広くなっていて、ピークはいくつか有るが急登急坂は無く、ガンガンの晴天という天気予想もはずれて曇り空で歩行も快適だ。
下界は真夏の様相だが、道中には赤い実を付けたナナカマドが乱れ咲き、赤い葉も散見されて、やや秋の気配はある。山葡萄が実っている、食後のデザート用に味見するが、・・・どうもごちそうさまでした・・。
11時30分過ぎに山頂に着く、4組7人がいるだけで昼食中にも10数人来ただけで登山者は少ないようだ。
帰路はシシガタニコースを下る。石だらけで歩き難く、湿地帯も多く雨が降れば川になりそうだ。ここは前世紀の15年前に車で登山口まで来て登った事があるが、全く記憶に無い。
2時前十方山林道の登山口着、上方から細見谷の植物観察会の団体が降りてくる。
十方山林道は昨年水越峠まで歩いたが、その時よりは石の露出も多く、荒れているよう感じた。オフロードバイクが上って来たが四輪車の走行は無理なようだ。舗装した部分に来ると温度の上昇が激しい。林道始点から少しの所の法面が崩れ、道に大きく流出しているが無理な工事をしたのだろうな〜。緑資源機構も破滅したし誰が責任をとるのだろうか。こういう税金の使われ方は速やかに改めてほしいね。
駐車場に着くと団体の方はマイクロバスで帰られた。





09/08/31 八世以山 g693
総選挙の結果が出た。政権が変わるが、まぁ革命・クーデターが起きた訳では無いので、急激な変化は起きないだろうが、良い方向に向かってほしいな。
8月30日、投票も済ませ、出口調査にも協力して、JRで移動し八世以山へ登る。
8/27の中国新聞の記事で「登山道に案内板設置」という記事が掲載されていて、広島市安芸区の「あきく魅力探検隊」の活動で八世以山へ案内板を設置するというのを見て突発的に行く事に。広島市の関連のホームページからルート図を印刷し持参。
3人で10時過ぎにJR瀬野駅に着く。駅には新聞を見た登山者がうじゃうじゃいる、ということはなく待ち合わせた2名がいるだけだ。5人で中倉神社登山口から出発。先頭はK氏だ、この人には重大な仕事がある、蜘蛛の巣払い、余人を以って変えがたい重要な人材だ。いきなりカラカラに乾いた急登を登る。いくつかピークを越えて12時半に東中倉山の山頂碑がある場所に着く、ここで昼食を取るが狭く陰気で虻・蟻がきて落ち着かない。
八世以山までまだいくつかピークがありどこも結構きつい。途中にコンクリ・レンガの廃墟があったが不気味だ、戦時中の建物か。
山頂から帰路は中田登山口へ向かうがピークは多い。帰路の登りは堪えるな〜。麓近くになってルートを外したようで民家の庭先に出て、あぜ道を通る事になった。
瀬野駅近くで同行者の靴底がはがれた。だれか金は蓄えるだけの為ではなく、使うためにもあるのだということを教えてやってくれ〜。
新聞の記事を見てちょっと安易に思っていたが、なかなかハードで長コースだった。
ルート上に「広島市の山を歩く」本に載っている地図の地点のプレートが掛けてあったが、帰宅後に読んだ。探検隊のルートと本に載っているルートは重なっている部分は少ない。情報も地図だけでは不足だった。新聞の写真に写っていた案内板は見なかったが、これから設置されるのだろう。
事前に情報は取得したほうがいいね。しかしあまりしっかりと学習しすぎると探検にならなかったりして。
ごく一部開けているが、コースの殆どは日陰で眺望は無く、急登箇所が多く無風で暑かった。登り初めから手動式扇風機がフル稼働だ。
この日、他に誰も見なかった。つつじの名所らしいけど、夏場に来る所では無いね。新聞を見て浮かれて来たミーハーは我々くらいか。世間の他の方は皆、賢明なようだ。


中倉神社 廃墟 & 亡霊 生霊




09/08/25 臥龍山〜掛頭山 g693
8月23日、降水確率0%の好天気。6人・車2台で芸北へ臥龍山〜掛頭山の縦走に行く。聖湖キャンプ場入り口で4人を降ろし、車1台を二川キャンプ場へ置きに行く。近くの路上でマムシが2匹、平然と両手でつかむ人有り・・・、マングースのような人だな。
聖湖キャンプ場近くの登山口から9時15分出発。千町原からは時々上るがこのルートは初めてだ。
このメンバーで行くといつも不幸に見舞われる。雪になったり雨になったり道に迷ったり・・・今回はどのような不幸に遭遇するのか。
菅原林道に出る、車が何台も登る。五差路を過ぎ10時40分、臥龍山頂へ着く。まだ時間が早いからか、1組3人いるだけだ。ここから雪霊水まで急下る。雪霊水の側にそうめん流しの準備がされている。どこかの団体が来るようだ。冷水でそうめんを食べるのはおいしいが、霊水で流したそうめんはどんなものであろうか。なにか神秘でも感じられるのか。
尾根道の縦走路へ合流し、猿木峠に下るところで30人位の団体が登って来る、合計年齢2,000歳±100歳。同行者の方に知人がいる。二川キャンプ場からの車道に出て、再び山中に入る箇所が分かり難い。12時30分、掛頭山頂に着く。ここは全く展望は無く昼食を取るため眺めの良い近くの、芸北国際スキー場ーのリフト終点の施設まで行く。臥龍山頂で出会った3人の方がすでに食事をされていた。
食後、二川キャンプ場へ下る。ここの道は14年前に熊を見たことがある。今回の不幸はここで起きた、逃げ足の遅い人が・・・・・南無・・・まぁ幻覚に怯えて滑ってこけただけなんだけどね。。
キャンプ場へ駐車した車で千町原へ向かう。乗車定員は5人だ、あふれた人は荷物扱いでトランクルームに突っ込む。
千町原には登山の方・植物観察の方・まむし・熊・暇人と沢山の方がいるね。この地域の経済振興のために「かりお茶屋」でアイスクリームを食す。ビールも置いてあって、こちらを所望すればさらに経済貢献は増したであろうが、まぁここは道交法優先で。
尾崎湿原を見学に行く。以前より荒れたような感じがするが、まぁ私の記憶ははなはだ怪しいので。
二川へ車を移動する時も、下山後も見たが、八幡高原の沿道を何人もの方が草刈をしている。麦わら帽子の青年(及び老けた青年)・草刈機・軽トラの3点セットで移動しながら整備されている。ボランティアの方々であろうか、真に感謝。
帰宅後、かりお茶屋隣のわら葺家屋で買ったトウモロコシを食べる、おいしい!、やはり取れたて産直物はスーパー物とは違うな。,


聖霊水でそうめん流し スキーリフト下で食 牧野博士碑
眼付け マムシは右の人に注意 マムシの天敵




09/08/12 芸北散策 g693
8月8日、5人で芸北へ。いつもは湯来・筒賀を通って行くが、高速道が週末ETC割引で半額の日なので、中国道で戸河内ICまで行く。自然を感じに行くのに、環境悪化の原因でもある車社会の恩恵を受けるのは、いささかではあるが、まぁそれはそれとして大人の対応を・・・。
ICを降りて191号線を進み、戸河内バイパス信号を左折し内黒峠付近へ向かうが通行止めになっている。長雨が続いたので崖崩れでも起きたのだろうか。191号線に戻り深入山下を経て、横川林道を通り二軒小屋へ。ここにも内黒峠に上る所に通行止め標識が有る。内黒峠越えよりは相当距離が長い気がする。
牛小屋高原に着く。駐車場には他の車はいなく、キャンプ場の管理棟は準備中だ。
9時に出発、夏焼峠から恐羅漢山へ向かい、途中の早手のキビレから管理林道へ下る。この林道には花も多くアサギマダラが飛び交っている。
10時40分、林道の始点の台所原平から近くの台所原へ。ここからカメイ谷まで降りて昼食を取り、再び台所原に帰って中ノ甲林道を歩く。結構だらだらと歩いて1時間弱で、夏焼峠分岐に着く。休息後夏焼峠を経て牛小屋に帰着する。
次日の報道で安芸太田町加計が、広島県最高気温で35度オーバーとなっていたが、安芸太田町芸北の恐羅漢山近辺散策は、6時間弱の急登も無く、全行程の日陰部分が9割位で、殆ど汗もかかない、お花見・お蝶見の快適なツァーだった。


キレンゲショウマ アサギマダラ 整列行進




09/08/11 南アルプス g693
7月はよく雨が降った。私の山へ行く予定日と気象庁が雨を降らす決定日が重なる事が多く、登山予定は全て没になった。まぁ気象庁は予想が当ろうが外れようが、責任を取る者が誰一人としていない典型的なお役所だけど。
8月は盆になると民族の大移動で混雑するし、後半になると台風の襲来もある。上旬は統計的に天候が安定しているらしので、下界の猛暑から一時的に逃れて天空に近い場所に移動する事に。


8月4日 甲斐駒ヶ岳
8月2日19時に2人で家出し、翌3日中央道の駒ヶ岳SAで仮眠・朝食後、伊那ICで高速道を降りる。週末ETC割引で料金は2,100円だ。これは環境問題・社会全体の経済はさておき私の経済には喜ばしい。
総選挙も近いが民社党は高速料無料をうたっているが、これに対抗して自民党も高速を通行すれば1,000円差し上げるというマニフェストを発表すれば不利をはね返せる(かもしれない)。
登山口の北沢峠に向かう途中の、伊那市長谷の国重要文化財の熱田神社を見学する、あまり参拝も整備もされていないようであるが、建造物の彩色された彫刻はすばらしい。道の駅「南アルプス村」のレストランで昼食にオーガニックスパゲティーを食べる。オーガニック食材は栽培に手間が掛かるようだが、調理もオーガニックなのか相当忍耐を・・・。
北沢峠へはバス以外は通行不可なので、仙流荘バス停13時発に乗車するため、昼前に駐車場へ来ると12時に臨時便が出るとの事で乗車する。マイクロバスにはここから4人、途中の戸台大橋で3人乗車、運転手の方はガイドも兼ねて途中の眺望が良い所や花のある場所でしばしば停まって説明してくれる。
13時北沢駒仙小屋に着く。テント場には沢山張ってある。時間は早いが散策する所も無いので飲む事しかないな、ビール・焼酎・・。
4日4時半暗い中、甲斐駒ヶ岳に向け出発し仙水峠で朝食を取る。前方に摩利支天・甲斐駒頂上が見える。食後、駒津峰に向かう。7時頃富士山が見え始め高度を上げるに従い大きく見える。駒津峰に着くと快晴の中、仙丈岳・鳳凰三山・白峰三山他中央アルプスまでよく見える。ここから鞍部の六方石までかなり下って登り返す。頂上まで巻き道と岩場の直登ルートがあるが、直登を登る。岩場は脚長不足と体型非スリムを嘆く場面はあるが、あまり危なくはない。山頂に着くが少々気分が悪く高山病か、腹は減るが食欲は無い。徐々にガスってきて眺望がだんだんと悪くなる。山頂には石の祠があり「開山威力不動尊」という神様が祀られていて、すぐ近くの小山には大国主命他の神々の石碑が有り、世界平和を2割・家族の幸せを2.5割・薬師岳に向かっている知人の方の安全・快適登山を2割私の金運を3.5割願う。
帰路は巻き道を下る。ザレた砂礫の滑りやすい道だ。鞍部から駒津峰へ登り返すが非常にしんどい。駒津峰から双子山経由で下山し、北沢峠に帰り着くと15時だった。バス停テントには戸台口・広河原に帰る登山者が沢山待っている。
今夜泊まる長衛荘にザックを置き、駒仙小屋に置いていた荷物を回収しに行く。テントはかなり減っていた。長衛荘には生ビールが有る。うれしい、しかし高い、しかし飲む。
雨が降り出す、結構激しい雨だ。明日の天気予想は曇りだ。食後60cm幅の布団に潜りこむ、ここに体が収まる人はメタボでは無い(らしい)。

伊那日光/熱田神社 赤緑黄色/信号色が多い 鳳凰三山の先の日本最高峰
直登コース 山頂 霧中から突然出没



8月5日 仙丈ヶ岳
5日4時40分仙丈ヶ岳に向け長衛荘を出発。まあまあの天気だ。1合目毎に道標があり5合目の大滝ノ頭で同行者が朝食をとり、分岐を藪沢小屋に向かい、小屋付近から花畑が始まる。沢で大平小屋からのルートと合流し馬ノ背ヒュッテに着く。仙丈ヶ岳が見え始め鹿の食害防止のため防護ネットが貼ってある。馬ノ背稜線から仙丈山頂が見え、花畑は仙丈小屋まで続く。小石・砂礫のジグザグを登り詰め10時前に山頂に着くがガスっていて北岳・間ノ岳方面以外は見えない。
下山は小仙丈尾根を下る。小仙丈ヶ岳で昼食の予定だったが、天気が危ないのでパスし大滝ノ頭で昼食をとり、1時半に北沢峠に帰着。戸台口へ向かうバスは最終便が16時だったが、15人集まれば15時に臨時便が出るとのことで、20人位溜まったので15時に出発。16時仙流荘バス停に着き、仙流荘で入浴する。
翌日は天気次第で好天なら木曽駒ヶ岳へ・まあまあなら恵那山へ登る予定だ。
さっぱりした気分で当地名物のソースかつ丼を食するため駒ヶ根市へ向かう。ラジオをつけると、この地域の局は山岳天気予報というのをやっていて、木曽駒は昼から雨らしい。恵那山登山の予定で駒ヶ岳SAで寝るつもりだったが、駐車が多く暑くうるさいので移動し座光寺PAで就寝。

仙丈の小屋 & ヶ岳 風力か化石燃料か/重視度は? 荷を持っても速い人



8月6日 恵那山未登頂
8月6日、広島では原爆祈念日だ、黙祷。座光寺PAで朝食をとり、飯田山本ICで高速道を降りる。恵那山登山のルートは何本もあるが、広河原ルートを登る事に。
登山口までの林道はやばい。崖が崩落した箇所・アスファルトがえぐれた箇所・川になった箇所が多数有る。昨夜は結構降ったようだ。
通行止めゲート手前に駐車する。すでに1台車があり千葉県から来られた方が準備をされている、心強い。
6時、3人でゲート先の林道を進み30分で本谷川を渡る登山口に着き、6年前に増水で死亡事故が起きた橋を渡る、合掌。
渡河地点からジグザグ道を登り、繁った笹原になる。すごく蒸し暑い。小雨が降りだす。歩き始めて3時間、雨は結構激しくなる。開けた場所であるがガスが掛かって眺望は無い。山頂まであと1時間位か、登頂はできるだろうけど、下山時に川の増水、林道の崖崩れが恐ろしい。引き返す勇気派の千葉の人・びびり派の同行者・神の思し召すままに派の私で鳩首の結果引き返す事に。登りは結構ゆっくりペースで行ったが、下山は気が急くので早い。本谷川に辿り着く。増水は無いが、なぜか水音は大きくなったような気がする。駐車地までの林道はずっと水が流れていて雨はさらに激しくなる。林道で閉じ込められないよう祈りながら集落まで辿り着く。やれやれだ。
ここで千葉の方とお別れし、飯田市の昼神温泉郷のスーパー銭湯の「湯ったり〜な昼神」へ入浴に行くと又、お会いした。
銭湯のネーミングはちょっとという感じだが、設備は非常に良かった。この地はそばが名物でもあるようなので食す。そばもなかなか良かった。
13時30分、園原ICから帰路に付く。途中で大豪雨になる。ライトを点けた車が目の前に来なければ見えない位だ。やはり恵那山は引き返して正解だったかな

デンジャラスゾーン 彼岸から此岸へ渡る 蕎麦屋の呼込みおじさん


甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳は同じ地点から登れる距離的には近いけど対照的な山だね。甲斐駒は山頂は荒々しく峻烈な印象だ。実際岩場も多く、途中のピーク越えも体力的にきつい。
仙丈は花の百名山でもあるように、なだらかなやさしいイメージだ。急登部分は殆ど無く、花畑も広い。
岩場・砂礫・樹林帯・急登・穏やかな道等、この2山を登ると標準的な道を殆ど体験できるね。
未登頂になった恵那山は、コースの選択を誤った。天候が不安定なのに、おまけ登山という意識でコースもアクセスも短い広河原ルートを選択したが、しかしここは悪天候時には危険度が高いルートだった。他のルートを選んでいたら多分登頂できたと思う。登頂できれば100名山の1山当りの登山コストが下がって得した気分になったのに。
帰路は 深夜割引を狙って12時を過ぎて高速を降りるつもりが、SAでたまたま持ち帰った渋滞情報等のチラシをたまたま車内で見て、お盆の特例で6日はETC割引1,000円であるのを知った。ラッキーである。甲斐駒山頂の神様に願った事が早速実ったではないか。世の中、神も仏も有る。




09/06/29 恐羅漢山・天杉山・野田原の頭×2 g693
6月27日、4人1台で7時に家を出発し他の1人1台と、戸河内の道の駅で待ち合わせ、内黒峠越で二軒小屋を経て牛小屋に駐車し、9時に恐羅漢山に向け出発。スキー場のゲレンデを通り10時に山頂着。ここまで少し曇っていて蒸し暑い。休憩後台所原へ下る。快適な道だ、終わりかけのショウキランが咲いている。台所原を11時発、天杉山へ向かう。自然林で気持ちよい風景だ、ササユリとヤマボウシが満開だ。この地域は昨年に詳細な標識が各所に設置されたので、これを頼んで、さしてルートの下調べもしなくて来た。しかしこれは大いなる間違いであった。標識らしき物はほとんど無かった。私の人生で3本の指が入る位の誤りだ。
小さいアップダウンを何個も通るので途中の何の標識も無い中ノ川山は分からず、岩倉山分岐に古い標識が有った以外、天杉山山頂らしき所にも三角点と棒が立っている以外に表記は一切無い。どこにも有る美美ちゃんのプレートも無い。山頂で昼食を取り、13時20分野田原の頭に向かう。頭書の計画では野田原の頭へ行き、引き返して天杉山と野田原の頭の鞍部のホタテノコヤ谷を下る予定だったが、地理が分からず鞍部も野田原の頭も通り過ぎ、なんと高岳分岐まで行ってしまった。馬鹿ですね〜。もうここで15時。急登を引き返す。脚が重い、先は長い。帰路に野田原の頭の標識は有った。見ちゃーイヤ!というような大きさで草葉の陰にひっそり。ホタテノコヤ谷も気をつけて見ると古いテープが奥の方にあり、行きかけるがあまりの藪に50mで引き返し、再度天杉へ登る。ここで16時40分。もう気力が無いな。台所原に下る、18時。ヘロヘロで恐羅漢の尾根に辿り着いて19時。牛小屋に帰り着くと20時。
どうも同行者の方には申し訳ない事しましたな。心の底から口先だけでお詫び申し上げる。
帰路は遅くなったので高速道を通るが、こんな時間は想定してなくETCカードを持ってきてないので割引無しの定価・現金払い。今回は体力も気力も奪われ、金まで余分に奪われた。
遅まきながら帰宅後他の人のHPなど見ると、ホタテノコヤ谷などは道なき道と書いてあり、23Km位歩いた様だが、これは歩き過ぎだ。せめて19.8Kmくらいにしないと。
後悔、先にたたず。 一句 「後悔や 先にたったら 悔はなし」
私は体調不調及び人生について深く哲学する為、最近まで2週間位引きこもっていて、日常の歩行もさしてしていなかったのに、社会復帰してすぐに今回の行動なので、えらくこたえた。次日も次次日も筋肉痛だ。


芸北の珍獣 正気乱 天杉山頂碑らしい
控えめ過ぎな野田原頭碑 同行者Kの容姿 当然だ、先住民だ




09/06/02 黒ダキ山 g693
5月31日、3人で吉和の黒ダキ山へ登る。女鹿平温泉前を通り、立野野営場看板を左に下りキャンプ場へ駐車する。ここの道は十方山/瀬戸の滝コースに行く時によく通るが、キャンプ場は初めてだ。道の下の渓流そばの陰気くさいイメージを漠然と持っていたが、よく整備された良い施設だった。テントサイトも明るく、東屋・調理棟もありトイレは水洗で換気扇も廻っていて、2人ずれ・2組がテントを張っていた。
細見谷橋を渡り下山林道を進む。恐ろしく荒れた林道だ。左川側にはコンクリート・ブロックの擁壁やガードレール・ミラーの無いカーブミラーがあるが、対向車に気を付けないと。右山側からの土砂崩れ・落石の上に樹木が生えていて、ほとんど山道と変わりない。橋は昭和45年竣工と有るので40年位前のもので、道は同時期に敷設されたものだろうか。植林は見当たらないので何の用途に使ったものであろうか。荒れ具合からみて当初からあまり使われたようには見えないが、当時としては無駄に馬鹿な考えがあったのだろう。
のんびりと進み1時間20分位で登山口に着く。ここにザックを置きさらに林道を20分ばかり先の、同行者推薦の大岩を見に行く。道からは全く見えないが下に下りると誠に大きい、20間位はあろうか。
登山口に引き返し出発。低めの笹藪を進む。目印も沢山あるし踏み跡もしっかりしているので迷う事はない。40分弱で主尾根に着く。適度に荒れた潅木藪道を進む。
林道にも1ヶ有ったが、山頂までに3ヶの広島営林署と書かれた吸殻入れが設置してある。塗装がきれいなので新しく見えるが、今は営林署も名前が変わり、ふたは無いのでタバコの吸殻は土に還る方式か?しかしフィルターはどうなのであろうか、フィルターがない時代の物か?しかしこんな物を何箇所も設置すとは営林署職員は相当に高額納税者が多いようだな。
せっかくなので吸殻入れを使ってみたいが、今日は世界禁煙デーだ、残念といっても私は禁煙中だ。95歳になって老後の健康を心配しなくなったら、喫煙を再開するつもりだ。これが老後の楽しみだ。
山頂までの途中からベニドウダンが咲き乱れている、思ってもいなかったので感動だ。
12時半頃山頂に着き昼食を取るが、ガスも出だして段々と寒くなり合羽を着込む。食後に少し足を伸ばして山頂から15分ばかりの仏岩を見に行く。相当想像力を働かせて仏様と認識する。天気が良いと近隣の山がよく見えるそうだが、残念ながら霧の中。
道中、雛鳥の声が聞こえる枯れた立ち木が2本有り、1本はかろうじて手が届くのでカメラを巣穴に近づけて撮ったが、帰宅後アップで見てびっくり雛は移ってないけど百足が!!
仏石参拝後、来たルートを下山し4時半過ぎにキャンプ場に着くとデーキャンプの家族連れが1組と帰り支度を始めている今朝見た1組の他に車が3台有ったので、渓流釣りでもされる方が来ているのだろうか。
この山は初めてだが、初めてというのはガスっていても、藪山であっても、同行者に山上で酔っ払って神に召されかけた方がいても、なにかしらの感動があるものだ。


見通し悪し 正調イワカガミ 紅灯台躑躅
山頂 鼻息荒い樹 ゲッ!!




09/05/25 観光回廊真庭ゆったりウォーク2009 g693
定額給付金は未だ出ない、豚インフルエンザ患者数は拡大している、景気は悪い、物忘れはひどくなる、余命は短くなる、閉塞感いっぱいだ。こんな時、人は開放感を求めて旅に出る。
5月23日、岡山県真庭市のツーデーウォークに行く。先の計画では2人で上・中・下蒜山を縦走し1日だけウォーキングの予定だったが、他の1人に予定ができたので私のみ一人旅。
早朝の出発予定だったが、急遽前夜に出ることに。21時頃出発し中国道・米子道を通り24時前に蒜山高原SAに着きETC/1,000円を狙ってここで睡眠。ここまで240km位の走行で抜いた車は一桁で、抜かれた車は10数台、中国道は走行車両が少なくレーンを変更する事は少ないが、きついカーブが多く、暗いので結構疲れる。
ウォーキング大会は募集パンフレットを見ると大体の規模が分かる。主催・後援に官・公の名称が多く、民間会社の名が少ないのは慨して規模が小さく、参加者数・会場の雰囲気・サービス程度は想像できる。
SAで朝食後蒜山ICを出てスタート会場に行く。駐車場には他府県の車は少なく岡山が多いようだ。主催者スタッフの方たちはインフルエンザ流行の為マスクをしているが、参加者にマスク着用者はほとんどいない。蒜山の麓を歩く「蒜山コース」で6・10・20kmのコースがあるが20kmへエントリーし、一応4時間以内を目標タイムにする。普通は町中がスタート会場になるが、ここは田園の中なので信号も無く、サイクリングロードを通るので道幅も広く出発時の混乱も無くスムースに進み、すぐに列が長く伸びる。ずっと蒜山を眺めながらのいいコースだが、風景の変化が乏しく、ここらは何度も来ているので感動は無い。中蒜山の登山口がある塩釜冷泉・ジャージーランド・蒜山休暇村にチェックポイントがあり、18kmのコース標識の所で3時間14分経過、これは4時間以内のゴールは楽勝だと思ったら25分歩いた所で、ゴール地点のハーブガーデンまで2.7kmの案内板があった。いささか混乱し、結構あせって進むがずっと上り坂だ。気息奄々、ゴールにたどり着くと4時間10分。係りの人に聞くと23km有ったらしい。おもてなしの為に距離をサービスしてくれたのかも知れないけど、別にサービスしてくれなくても良かったんだけど。ゆったりウォーキングと言いつつタイムは気にするので他にブーイングの方もいたし、ここからシャトルバスで出発会場まで送ってもらったけど皆、完歩の感動より一様にぐったりしている様な感じた。
4時間強歩いた所をバスで18分で帰り完歩賞を頂き、道の駅「蒜山高原」で昼食を取り、明日のスタート会場の勝山に向かい、途中の湯原温泉郷の足温泉で入浴する。足温泉というくらいだから、さぞかし足の疲労回復になるのだろう。勝山に入ると町並み保存地区という標識があり、駐車して町並みを歩く。古い建物がきれいに保存されているが、途中で明日の歩くコースだと気が付く、感動が薄れるかもしれないなあ。
泊まりは定宿の道の駅「醍醐の里」で就寝。
田園のF1カー サイクリングロードだけど・・ 無乳のジャージー牛

5月24日、道の駅「醍醐の里」で起床・朝食。昨夜雨が降ったようだがぐっすりと寝込んで気が付かなかった。
今日は勝山・久世コースの「真庭の歴史を歩く20kmコース」へ申し込む。スタート会場の勝山文化センターを出発し町中を少し歩いて、20分位のところの田園地にある「水夢」という名称の温泉プール施設で早くもチェックし、河川の堤防道路を歩くが、さして歴史的な風景では無い。9km地点に第2チェックポイントがあるが、ここは「旧遷喬尋常小学校」があり、きれいに保存されている。ここからUターン、一部異なった所を通るがほとんど往路と同じコースを通り、スタート地点付近まで帰り、違う方向に進む。スタートから3時間弱で雨が降り出し傘を差す。最後のチェックポイントは幕末から明治期の藩主から知事になったお殿様の屋敷で、無料で内部も公開されているがパス。ここから少し山中を歩き、昨日散策した保存地区を足早に駆け抜け3時間52分でゴール。前日よりはペースは落ちている。
出発式典で市議会議長がゆったり、ゆっくり歩いて感想を聞かせていただき、今後の観光行政に生かしたいと述べられたが、果たして幾人がゆったりウォークをしたのであろうか。
歴史を歩くといいつつ、歴史的な箇所は国指定重要文化財の旧遷喬尋常小学校と旧藩主家の三浦邸と300m位の保存地区のみだ。往路・復路が同じルートの部分も長く、見るべき近景・遠景も無く、車も結構通り一部、歩道も無く白線も引いてない車道も通るが、これはちょっと危険ではないか。案内のスタッフの人は結構おられたが、平地が少ない地形でコースの作り方に無理があるようだ。

終了後、近くの神庭の滝を観光する予定だったが天候不順なため中止する。
帰路、ファミレスの某Joyfu○○で昼食を取る。体力を消耗したのでエネルギー補給の為ステーキを食べようと思ったけど、牛はヤングステーキという何とも意味不明なネーミングのメニューしかなく、注文して食べて納得、歯の丈夫なヤングにしか噛み切れないような硬度であったのだ。
落合ICから中国道に乗りETC/1,000円で17時前に帰宅。
御前酒蔵元 モータースもこんなに風格 旧遷喬尋常小学校




09/05/15 びわ湖長浜ワンデーウォーク g693
5月10日、全国に展開する野外ホテルグループの道の駅の「近江母の郷」で朝食を取り、「びわ湖長浜ツーデーマーチ」に参加の為に琵琶湖畔の会場の豊公園へ行く。この大会は9日・10日の二日間の催事で初日は40・20・15・10Km、2日目は35・20・15・10Kmのコースで行われた。私他1名は2日目の20Kmコースへエントリーする。ワンデーでもツーデーでも参加費は同じ2,000円なのでいささか損をした気分になるのは否めない。某朝日新聞の主催でスポンサーも多くかなり大きな大会のようだ。9時半過ぎに生バンドの演奏に送られて公園をスタートし長浜市街を通り古い町並みを抜け郊外へ、鉄砲の里の国友町を通る。この地域には「鍛冶師国友○○兵衛生家跡」とかの石碑が多く建っていて国友性の家が多く、又、神社仏閣や地蔵堂などの神仏関係の施設も多いが、関が原の戦い・姉川の戦いの場とかも近いので、死者も沢山出たので神仏関係が多いのか。寺院は真宗大谷派が多いがこの当時の戦いと何か関連があるのであろうか。
当時の戦いは謀略・謀反・裏切りと何でも有りだ。まぁこの国の国会も同じ様なものものであるが、権力者に常人の人間性がある訳ないか。
途中から35Kmコースの方が追い抜いていくが、この人達の動きははんぱでなく、恐ろしく回転が速く足首の形状もすごい、1日目は40Km、2日目は35Kmとゼッケンに書いてある人が多いが、何が彼らを駆り立てるのか。
途中3ヶ所のチェックポイントがあり4時間30分で出発地へ戻る。目標は5時間だったのでゆとりでクリアーだ。某小林製薬の「歩くたすけが」良かったのか、医薬部外品の「チオビタドリンク」が良かったのか。
平均時速は4.4Kmだが、30分位は止まったので5Km平均位の速さでは歩いているようだ。歩行数は30,000歩余りで割りと少ないように感じるが、ウォーキングは歩幅が広めなのでこんなものか。
2時間位歩いた時に交通整理の方に先頭の通過時間を尋ねたら1時間前に行ったとの事だが、とんでもない早さだ、もう競歩並みのスピードだなぁ。
ここの会場には店舗のテントも多く、同行者が某ミズノのブースで型落ち格安シューズと色悪売れ残り格安首筋保護スクリーンを買った。スクリーンはサイズが大きいので、顔が隠れる部分が多く人様に不快感を与えなくて誠によろしい。私はその人が使っていた某モンベルのスクリーンを着けたが、あまりガンガンという天気でもなかったのに日焼けして首筋が痛かった。装着した違和感はしないが、あまりいい仕事もしないなぁ。通気性はよいが紫外線透過性もよいようだ。
前日は2,500人余、当日は2,000人余の参加者数で、相当経済効果もありそうだ。ETC/1,000円効果で全国各地から結構な数の方が参加されたようだ。
帰路は北陸道の長浜ICから乗る、高速道から見る伊吹山はやはりかなり情けない形状だ。
多賀SAで遅めの昼食を取り、4時に一路広島へ。渋滞は全く無く眠気も無いので岡山の吉備SAでコーヒーを飲んだ以外は宮島ICまで一気に帰ると9時で、出発時からの総走行距離が999.6Kmだった。多賀SAから宮島ICまで440km/5時間だったので結構いいペースだ。おかげで深夜割引は付かず高速料は2,500円だった。


@ A B
@20Kmコース、689人、豊公園を出発、ただ歩くだけ、金を払ってまでしんどい事をよくするなぁ
A長浜古趣商店街、おかきを貰ったがその後売り上げにつながったのか
B一割になるのか、一割引きになるのか、一割なら買いまくるよ
C D E
C「ただ歩くだけでは駄目だよ」と金次郎少年は言った
D「時には立ち止まって人生について考えたらどうだね」とロダンの知人は言った
E「何処へいくの?」と少女は尋ねた。私は「未来に向かって歩くのさ」と応えた
F G H
F「ずっと見続けていてあげるよ」と東洋のエジソン若き国友一貫斎は言った
G「不審者は私がショットするぞ」とシャッターマンは言った
H町中のオオヤマレンゲはちょっと違和感あるなぁ
I関取大量生産の町 J女性上位の町 Kレンゲ畑・麦酒麦畑・伊吹山




09/05/12 伊吹山 g693
ゴールデンウィーク中はETC/1,000円高速道乗り放題で、各地で渋滞があり目的地での滞在より、はるかに道路上にいる時間の方が長く、産油国と石油メジャーが喜ぶだけだ。これは愚人の選択だ、私のような賢者は副作用無しの1,000円効果を得るため少し時期をずらす。5月8日金曜日、2人で滋賀県の伊吹山に登る為に16時に家を出て山陽道に乗る。途中で福山SAで夕食を取るが私のカツ定食、同行者のラーメンとも不味い。
伊吹山登山口は米原ICで降りるが20時頃でETC/1,000円にならないので少し手前の多賀SAで夜食を取るがここの食事は良かった(福山がひどかったのでそう感じただけかも)。ここの駐車場で朝まで寝て朝食後米原で降りると高速料は2,100円だった。
登山口に最も近い観光案内所の駐車場へ置く、案内所は未だ閉まっていて数台停っている。
ここにはスキー場リフトが3合目まで通っているが、もうスキー場自体営業は止めたようで動いてはいない。7時前登山口から林の中を行くが他に人はいない。、1合目で視界が開けたゲレンデに出る。3合目からここまで林道を車で来た人が少しずつ増える。山頂付近はずっと見えていて、花の最盛期ではないのでものすごく感動という程ではないが、それでも結構花は咲いている。この山は高速道から見る時に土を採って無残な格好に見えるが、歩いてみるとさすがは深久百名山だ。10時前に山頂に着く。山頂は広く、すぐ下までドライブウェーが来ているので店舗やいろんな施設があり観光客もいる。360度の展望で霞んではいるが北アルプス・琵琶湖が見える。前方に雪がある山があったので店の人に聞くと、白山とキッパリ言い切ったので白川郷近くの白山かと思ったら、地図を見ると方向は同じだが随分手前の能郷白山という山みたいだ。
山頂散策後11時前に下るがジグザグの登山道は登ってくる人で大賑わいだ。3合目まで下るとパラグライダーが何個も飛んでいる。13時登山口に着。観光案内所は閉まっていて駐車料金1,000円がラッキーだと思ったが、ワイパーにナンバーを書いて備え付けの箱に料金を入れてくれという紙が挟んであった。無視しても請求書が送られて来るとは思わないが、税金も罪も罰も正直に申告する性格の私としては、当然いやいやながら払うのであった。
汗もかいたので近くの薬草温泉「ジョイいぶき」で入浴し、天下分け目の関が原合戦場跡を見学に行き、長浜市街の黒壁スクェアー付近を見物し、びわ湖そばの道の駅「近江母の郷」で車中泊。
小林製薬の商品で「歩くたすけ」というテーピング効果のあるという靴下があり、初めて履いてみたが、この上に厚手の靴下を重ね履きしたので靴の中がパンパンで、足が息苦しと言うので結局途中で脱いでしまったので、効果は不明だ。
首筋を日射しから守るという某モンベルの「ステンレスメッシュ スクリーン」を上りで落とした。運がよければ下りに置いてあるかと思ったが、そういう僥倖は無かった。
これを拾って所持している方へ、それにはウィルスがたっぷり付いているよ。


尊武本日 激しくジグザグ 琵琶湖に沈する陽




09/05/08 半四郎山・広見山 g693
ゴールデンウィーク中の広島はフラワーフェスティバル一色だ。ずいぶんな経済効果があるのだろう。高速道の1,000円渋滞も激しく無駄に揮発油税を払って温暖化ガスを出しまくっているね。私は定額給付金も出ないので散財する気にもならず、むしろ家計への一助にと山へ食材探しの旅に出る。以前にウド等を採ったことがある、益田市匹見の半四郎山・広見山へ4人で向かう。事前の天気予想で5日が天気が良いとの事だったが、前日に降雨の可能性が高くなり、雷も発生すると変わった。気象庁もテレビ局も当たりもしない週間予想など自信を持って喋るなよ。公共電波の無駄づかいだ。
5月5日、吉和から中津谷を通り匹見へ向かう。途中に釣人のよ姿も見受けられる。この道を数十年前に通った頃は舗装もしてなく路肩もいい加減で、対向車とすれ違う箇所も少なく、樹もあまりなくて深い谷がよく見えて怖いような面白いような道だったが、最近は舗装も立派でカーブミラー、ガードレール・路肩のラインと一級道路だ。屋敷跡から広見林道を少し行った所の橋の横に駐車するが、すでに2台留っている。9時前に向半四郎山の登山口を9時前に出発。咲いている花は少ないが植物観察をしながら進む。
向半四郎山の山頂では良く晴れていて、冠山・恐羅漢山・十方山などがよく見える。よく整備された笹原の登山道を半四郎山へ向かう。この山の名称にはいわれがあるようだが、四郎の半分なら二郎山でもよかったのでは。
広見山への鞍部から少し進んだ頃から雨が振り出し、杉の密集地があったので雨宿りついでに昼も近いので昼食を取る。小雨が降ったり止んだりで、雷も鳴るが遠いようなので歩くのにさして支障は無い。ガスも発生しているが、巻かれるような事も無く、広見山での眺望もまぁまぁだ。帰路は広見林道へ下るが、駐車地まで食材の宝庫だ。ゼンマイ・ウド・フキ・・。この先1週間はベジタリアン。





09/04/28 吉和冠山 g693
私は花鳥風月を愛でる雅な風流人だ(自分で言い切るのだから間違いないだろう)。
4月26日、この時期恒例のカタクリの花鑑賞ツアーに、吉和冠山に風流人・非風流人4人で出かける。家を出るときは小雨だが天気予想では広島は曇→晴、島根は雨→曇で、まあまあ回復傾向だ(まぁ、気象庁のアナウンスなので不安は多いにある)。冠高原に8時半頃着くとすでに結構駐車している。ここに車を置き潮原温泉の先の廃タイヤ加工工場まで同行者の家族の方に送っていただく。バスで40人位の団体が来ている。相変わらず小雨は降り続き合羽を着用して団体の後ろから出発する。途中から薄っすらと降雪になり道はどろどろの状態だが、団体の前に出ると結構きれいで、あまり人が歩いていないようだ。山頂に近づくにつれ雪・みぞれが降りだし、11時前に頂上に着く頃には風も吹き大嵐で、樹々に付着した氷片がばんばん飛んできて痛い。早々に寂地山方面へ向かう。カタクリロードは雪に埋もれていて花はあまり見えない。好天だったら絶好の花見日和だったのに。計画では寂地山へ向かうつもりだったが、こういう天候を想定していなかったので、装備も貧弱で手がだんだんと感覚がなくなったので、昼食もとらずに松ノ木峠に向かって下山する。こちらは路面がとんでもなく泥んこで田植えができるような状態でよく滑る、こちらから相当数の人が寂地山へ登ったようだ。1時過ぎに松ノ木峠に着く。駐車している車はかなり増えているが、早々と降りてくる人も多い。皆、気象庁にだまされたな、あの組織は詐欺師の集団だよ。
27日の朝刊に恐羅漢山スキー場の支配人が「この時期の降雪は記憶にない」というコメントの記事があったけど、カタクリの花を見るより貴重な体験をしたかもしれないな。

花(貧弱なカタクリ)・鳥(寒そうなウグイスの声)・風(冷暴風)は愛でたが月は愛でなかった。どうも中途半端な風流人だなあ。





09/04/25 宮島一周 g693
世界一周船の旅の広告とか、歩行・自転車・自動車で地球を一周したとかの記事がよくあるが、実際には地球は球形なので完全な一周は不可能だ。歩いて日本一周は困難であるけど平面なので可能だ。伊能忠敬のような先人もいる。町内一周は誰にでもできるだろう。自宅一周は集合住宅は無理だが、一戸建てはいたって簡単だ。
船による宮島の七浦巡りは、神事とか観光でよく行われるが、歩行による宮島一周というのはどの程度の困難さであろうか。わが地区の秋祭りのお神輿の音頭で「安芸の宮島 廻れば7里・・・」という歌詞もあるので、相当距離もあるようだ。
4月24日。「宮島太郎の会」に同行させていただき、桟橋から時計回りで、約30Km・11時間となっている宮島一周に参加する。、大潮でないと完全歩行はむつかしいらしい。
桟橋から青海苔浦まではひたすら舗装路歩きで、砂浜とは靴を使い分けたほうが良いとのアドバイスを受けていたのでウォーキングシューズで8時過ぎに26人で出発。杉ノ浦を過ぎ包ヶ浦で休憩。ここでは沢山の鹿がグランドで雑草取りをしていたが、市が人件費抑制の為にグランドキーパーを委託したのか。
鷹ノ巣浦腰細浦を経て大砂利で休憩し堅木浦から青海苔浦に到着。多々良林道の岩舟岳登山口まで車で来た6人の方と合流し昼食。食後沢靴に履き替え出発。ウェアーは岩に引っ掛けて破れるかもしれないとのことなので手持ちの2着の中で1番ボロい(=2番目に良い)ものを着用
養父崎浦
山白浦革篭崎桃の木浦からあての木浦に着。ここまで岩稜の連続で集中力を持続しないと、すぐに捻挫しそうだ。アルプスで訓練してここへ来るレベルだ。
いろいろな生物がいるが、アメフラシ、カメノテ、げじげじ風の虫とグロテスクなものが多い。今の時期山の食材はよく採るけど海のものはちょっと・・。あての木からはほとんどが砂浜で、砂に埋まって歩きにくくて非常に疲れる。
江の尻浦長浦須屋浦御床浦大川浦大江浦を過ぎ17時までに通過しないと潮で通れない箇所を水につかりながらもぎりぎりで通過する。車道が始まる広大植物園のある下室浜を過ぎ、多々良潟から車道に上がり、再度靴を履き替えて桟橋に着くと6時過ぎで、約10時間の行程で万歩計は55,000歩。
参加者は年金受給者の年齢の方も多いようだが皆足腰が達者だ。





09/03/30 前峠山・先峠山・三ツ丸子山・大江山 g693
3月28日、2月に行く予定だった表題の山々に2人で出かける。JR連絡線に出港ブザーが鳴る中、走って乗り込み早くも体力を消耗する。桟橋から前峠山登山口のある大元公園に向かう。新聞には桜が7分咲きとあったが、場所により2.8分〜7.9分咲きまでバラバラ。公園には人の姿は全くないが出発前の腹ごしらえ時に鹿が結構よって来る。公園突き当りの岩舟岳コースの右側の尾根道を進む。急登道だが羊歯藪が刈ってあり、分岐が多いがテープも付けてあり基本的に尾根を外さなければ大丈夫。途中の岩に結構真っすぐなみみず腫れのような線のある岩が何個もあったが、どんな作用でできたのだろうか?山頂から前峠へ下り岩舟岳コースと合流し多々良林道へ出て先峠に着き、岩舟岳コースと別れ先峠山へ向かう。山頂で昼食後三ツ丸子山を上り下りして大江山山頂の先展望台で一服後広大植物園に下り、海岸線の舗装路を帰る。大元浦から鳥居まで大きく潮が引いていて貝堀をする人がすごい数だ。同行した欲深い人は宮島土産を求めて木の棒を持って砂浜へと降り、片手で持てる位の量を掘る。宮島桟橋で松大船の出港ブザーが鳴る中、走って乗り込む。宮島口に着いて広電電車に又駆け込む。先週の江田島からの帰路の乗船以来綱渡りは続く。
宮島町が属する廿日市市は市議会選挙があり、この日が最後の選挙運動日で島内でも選挙カーがいて演説しているし対岸の本土からの名前の連呼も聞こえ、競艇のボートの音も響き、なんとなく静寂な島のイメージで訪れた観光客はアレッと思う事だろうね。
先峠山から大江山への縦走路は岩舟岳コースや多々良林道への分岐点が多い。山頂から見れば地形がよく分かるが、コースの山中に入れば地形は分からないので、注意が必要だ。
大元公園から広大植物園まで歩く途中で出会う人はいなかったが、双眼鏡で見ると弥山・駒ヶ林には結構人がいるようだ。
道中で猿を見る事はなかったが、捕獲の噂を聞いて人間不信になり隠れてしまったか。しかし人間の都合で島外から連れてこられ、人に迷惑をかけるという理由で島外撤去になるという事だが、猿もいい迷惑だよなぁ。モンキーセンターに移されるということだが待遇面は保障されているのか。
帰路もみじ饅頭を買うために商店街を通ったが、高速道が1,000円乗り放題になり桜の時期なのに、あまり人出が多いとは思えなかったが、高速道通行料の値下げくらいではさして経済振興にはならなかったかな。
今日通ったコースには大元公園内に戦国時代の毛利と陶の戦いの戦死者を祀った血佛の碑が有り、広島大学植物園内には日露戦争時の砲台跡があったり、他にも駒ヶ林・博打尾の合戦場跡とか第2次大戦時の海軍省碑とか多々の戦いの遺物が多い。宮島は神の宿る島といわれているしお寺も多い。しかし戦いの歴史の島でもあるのだ。ここで幾多の人が戦で死を遂げた事か。03/29日の中国新聞朝刊2面の「論説室から」によれば戦国時代・武将がブームらしいが、戦国大名・武将というのは要するに己の権力を拡大する為に他国を侵略し領地を拡大し、天下を取るという事が目的だろう。その目的を適えるために大量殺人・殺戮を行う殺人者ということだね、権力を維持する為に親・子・兄弟までも殺し人質にも差し出す、アンチ・ヒューマンな時代だね。スポーツの戦いとかはおおむねルールにのっとり平和的に行われるけど戦国時代の戦いはちょっとね。「論説室から」の署名子は地元の戦国武将がお好きなようだ。


@ A B
C D E


@みみず腫れが痛そうだ。誰に折檻されたのか
Aズバリ! 三っつの丸っこい山
B鉄の切り抜き文字が貼り付けてある意味不明の古い標識
C室浜砲台 これでポテドンミサイル対策も大丈夫
D多々良潟 / シラウオ漁? シロウオ漁?
E貝堀道具と成果 それにしても頭脳線短いな
ーこの人は




09/03/21 古鷹山・クマン岳 g693
3月21日、4人で江田島の古鷹山・クマン岳へ登る。20日からの3連休に高速道路が一律1,000円になり定額給付金も出ていれば、ちょっと遠方に2人で行く予定だったが、どちらもXなので近場になった。先日から中四連絡橋とか東京湾アクアラインが1,000円になり、えらく交通量が増えたと報道されていた。環境悪化とか他の交通機関への影響とかのマイナス面は別として、かなりの消費拡大になったことだろう。私も遠出していたら2万4千円位の消費はしていただろう。仮に私と同じような立場の人が100万組いれば、2千4百億円の消費が生ずるところだった。しかし政治の決断が遅いので景気回復が遅れる。私共の山行きも明日の予定だったが、天気予想が悪いので急遽今日に変更になった。その素早い決断で微額(駐車料・船賃で5千円弱)ながら景気振興へ貢献する事となった。民間人の決断は早い。政治家と一般国民の意識の乖離は埋めがたい。
宇品港へ駐車し切串港行きの船に乗る。航路には高速船と低速船があるが急ぐ旅ではないので低速船に乗る。船は静かに港を離れ、いい雰囲気で霧笛が鳴り響かない。本土としばしの別れだ。陸路と違って航路は旅情を感じる。船室にいる方々も旅人の雰囲気が漂う。船旅は30分で終わる。長谷川沿いの正面登山口から古鷹山へ、道は分かりやすく整備されていて迷うような所はない。山頂に近づくと無駄に鎖場が多い。山頂の展望は誠に結構。ここで昼食を取り、食後クマン岳に縦走する。
クマン岳山頂にはこの山をよく整備される方々3人が食事をとっていて、クマン岳のいわれを書いた紙や菓子をいただき、山頂に置いてある登山ノートに記帳を求められる。ここからの眺望もよろしい。廿日市方面もよく見え、宮島を反対から見るのも新鮮だ。ここからの下り始めは急な階段で、交通量は少ないのか藪道だ。クマン岳山頂までがずっと良い道だったので違和感を感じる。山頂におられた「クマン岳整備担当係長兼観光推進係長」の方はぜひこちら方面も・・・。麓まで幾度かピークを越えるがワラビが結構生えている。家計苦しき折、おかずの一品に採取する。
瀬戸内の島はやはり暖かいのか、桜は咲いているし、アセビ・ヒサカキは満開、桜、タムシバ、ツツジ、ギンヨウアカシアが咲いている。舗装路まで下ると段々畑の木から落ちた甘夏が道や水路に転がっている。
港の近くまで帰って船の時刻表を見るとあと3分で出港だった。走って船に乗り込むと同時に出港。帝国海軍の島とお別れだ。


@ A B
C D E
@船首の先は似島・江田島
A標識はしっかり立っている(内容はともあれ)
B集中力とぎれてなかりしか
C08年3月に宗箇山で同じようなプレートを見たが(08レポート)夫婦間にも愛はあったようだ
D惜しい! あと20cm背が高ければなぁ
Eクマンの鐘を鳴らすのはあな〜た〜♪




09/03/16 三倉岳 g693
3月15日、前日の雪まじりの悪天とはうってかわり、好天気だ。本当は昨日好い天気だったら良かったんだけど、まぁ仕方ない泣く子とお天道様にはかなわない。
大竹の三倉岳へ単独で行く。最初の駐車場の神ヶ原Pには結構車が止まっていて、ここから登る人も多いようだが、なるべく歩きたくない私は最後のログハウスの有る広場に駐車し、反時計回りのBコースで出発。途中の岩壁でロッククライマーが登っている。上の岳・中の岳分岐の近くで女性4人組にコース・タイムを尋ねられ、何故かガイド兼シャッター押し係を強引に仰せつかり以降下山まで同行する。私の人格高潔風・コース熟知風・顔面イケメン風・温厚温和風が受けたのだろう(全て風なんだけど)。孤独が癒されるなぁ。中の岳・下の岳の上りは鎖が多いが、ちょっと昔はお嬢様隊は腰が引けてるぞ。下の岳山頂で昼食。せっかくなので三角点のある三倉岳に行くが、岩峰三本槍は朝日岳とか夕陽岳とか福とか寿とかの別名さえ有り、下から見上げてもルックスが良いし山頂からの眺望も良いけど、本来の三倉岳は展望も無いし華も無く地味だなぁ。麓から写真を撮る時に三本槍と並んで撮ってあげるよという気にならないもんなぁ。
この山に来るのは2年半ぶりで、前回もそういう状態だったのに気付かなかったのかもしれないが、中の岳の2本あった鎖のうち直登ぎみの鎖が無くなっていて、下の岳と三倉岳との鞍部の小屋がペッチャンコになっていた。
10年前に中の岳に登る途中でスズメ蜂に頭を刺されたが、あれはやられた時もその後も強烈に痛かった。2度目に刺されるとアナフィラキシーショックで危ないと言われたが、その後他の蜂に3回刺されたけど、まだ生きているよ。


レベルは違えど皆ロッククライマー




09/03/09 堂床山・可部冠山 g693
3月8日、5人で可部の南原峡から堂床山へ。15年振りだ、全く覚えていない。まぁ無理もない、持ってくる準備をしていたカメラ・携帯でさえ忘れる位だから、1.5昔前のことなど忘れて当然だ。しかしそれは又一面、新鮮な感動を得られるということでもある。物忘れがひどくなるのも悪いことばかりではない(と自分を慰める)。
南原峡駐車場に駐車する。ここにはトイレが完備されているが蛇口からは水が出ない、上流にはダムがあり滝があり峡谷もあって水には不自由してないと思うけど、えらくケチるではないか。設備が立派でもこれでは・・・・だね。ここからから広い道を少し進むと河川の氾濫で道が一部崩落している。行き止まりに加賀津の滝があり結構水量が多い。ここから結構長い階段を登り、登りきったら谷コースと分かれ尾根道の岩場の急登、さらに急登は続く。いい加減にしてほしいな〜。私は平坦な登山道が好きだ、坂は嫌いだ(しかし世間では平坦な所は山とは言わないらしいけど)。1時間半位で堂床山山頂に着く。展望はなく小休止後西冠山へ向かう。尾根の縦走路で何度もピークを越える。右に明神ダムの水面、左に中国道のPAが見える。こういう縦走路はいいな〜、登りで疲れたと思ったら、下りで回復の繰り返しだ。途中にネットが張ってある個所があるが鹿の食害防止のためであろうか。西冠山を経て可部冠山着。山頂で食事を取るが、ここまで誰も見なかったが下山にかかる頃に大人2名・幼稚園児風1名が登ってくる。帰路は西冠まで引き返し、山頂から左折し明神ダム方向へ下る。途中で石を築いて作ったダムの堤が見えるが、コンクリート製と違って雰囲気がいいね。しかしこういう製法のダムが増えると総理の家業のセメント屋が打撃を受けたりして。




09/03/02 白木山 g693
3月1日、早いもので早くも1年の1/6終わった。この調子で行くと私の余生などあっというまに終了しそうだ。今日は久々の長歩きでJR芸備線の上三田駅から白木山へ登り、JR可部線の中島駅に下るというコースだ。お誘いを受けてメタボ解消によかろうと思い参加させていただく(メタボ予防でないというところが、いささか悲しい)。JR広島駅を6時58分発三次行きで、我が家からは山陽線で広島駅6時56分着というのがあったが、危機管理意識が高い私は一本前の列車に乗る。他に2名以外に、同行する方の姿は見えず、ギリギリの列車で到着するが、この方達にリスクという意識はないのか、JR西日本を信頼しきっているのか、能天気なのか。しかし結果的にJRを信頼すればよかったな、もう30分寝られたのに。近場の山なのに早起きはつらい。
上三田駅へ8時過ぎに着き、13人で出発する、可憐な花(リンドウ)の名前の会の方が主体だ。(あくまでも会の名前が可憐であって会員の方がそうだとは限らないんだけど)平均年齢は・・まぁこれはいいや。いきなり里で道に迷う、この先私達は目的地へ辿り着けるのだろうか。
出発から3時間半白木山はまだはるか彼方、11時半に大槌山で昼食を取る。急登箇所は少ないが多くのピークを越え2時前に白木山山頂に着く、ここまで6時間弱。休息後可部に向かって下る。こちらも結構ピーク数は多い。5時半中島駅着。9時間半の行程で歩行時間は8時間位か。私の万歩計は34,000歩、40,000以上の方もいたがこれは脚長の差だろう(まぁ足の長さをさりげなく自慢してるんだけど)。
今日のツァーの先頭は給付金20,000円の年齢の女性の方だが素晴らしい体力だ。凄すぎる! 人間離れしている(離れているのは脚力であって、顔ではない、念の為に言うけど)。
朝暗いうちに出て、夕方暗くなって帰る。往の運賃は820円、還は480円。この金額で1日楽しめるのだからね。
しかし目的のメタボ解消は駄目だった。同行の方々がフルーツ・チョコレート・ヨーグルト・ケーキ・コーヒー・飴他持参されるものだから・・・・。


全員四輪駆動 春だな〜 花はきれいだがその先の人は・・




09/02/15 宮島 g693
2月14日に「宮島太郎の会」が企画された宮島の山の縦走に同行させていただく予定だったが、前夜から体調が悪くなり参加を取り止める。楽しみにしていたので落胆度は高い。今年になって1ヶ月半位経過した時点でもう数回は山行きの計画が天候悪化とかで流れた、不運である。思えば先月家電量販店で200円の商品券が当たったが、あれで今年の運は使い果たしたのだろうか。悲しい・・・。
一緒に参加する予定だった人は悪運があるので参加したので以下はその方のレポート。

前夜に雨が降り14日に雨天なら次日に順延の予定でしたが朝には上がっていて計画どうり行われました。8時半に宮島桟橋に集合し20人で出発。桟橋前の広場ではかき祭りの準備をされています。時間帯が早いので観光客はあまりいません。海中の鳥居・神社は何度も見てもやはり美しく世界遺産の名に恥じないと思います。今年1番の気温の高さで出発時から暑いくらいです。大元公園から前峠山に登り前峠へ下り、多々良林道へ出て急登を上って先峠へ向かい先峠山で昼食。食後三つ丸子山へ向かい大江山に登って広大植物園に下り、全員で海岸線の舗装路を歩いて桟橋まで帰りました。初めて行ったコースなので楽しかったです。眺望は黄砂のせいかパッとしない。どうも中国からの輸入品はどれも・・・。今回のコースは結構長く、尾根歩きが多いので暑かったけど、夏場はちょっと無理かも。参加者に結構年配の方もおられましたが達者です。感動的に達者です。私もこの方の年齢まで山登りができるかどうか。
定額給付金はまだもらってないけど国策の景気振興の一助にもみじ饅頭を12,000円分買って帰宅。
ルート図




09/02/02 経小屋山 g698
2月1日、廿日市市大野のかき祭りが宮浜温泉で催されるので、経小屋山に登って宮浜温泉に下り祭りを見物することに。3人で大頭神社から出発。妹背の雌滝には流れは無く、雄滝も淋しい水量だ。妹背遊園から羊歯の多い尾根道を進む。城山を経て12時過ぎに経小屋山頂に着く。道中はずっと曇っていたがこの頃には晴れてきて風も無くおだやかな天気でベンチで食事を取る。この日は宮浜温泉のホテル・旅館・銭湯の入浴料がどこでも300円で、4時頃までは会場からJR大野浦駅までシャトルバスが運行される。予定では食事を早めに切り上げてさっさと下山し無料牡蠣の試食・むき身の購入・ベニマンサクの湯入浴・生麦酒を一杯・送迎バスで駅まで帰るというスケジュールであったが、同行のアルコールオーバードリンカーがランチタイムを小宴会にしたので山頂滞在時間が延長になる。終宴後、宮浜ルートを下る。眼下に祭会場が見え太鼓の音が聞こえる。麓に着き高級料亭の石Tで1万円の懐石料理を食べず会場へ直行するが、すでに3時をまわっていてヘステバルは終盤で、牡蠣のむき身も売り切れで露店のお姉さんの「もう最後だから大サービスよ」という言葉に乗せられて買う気もなかった殻つき牡蠣買ってしまった。時間も迫り300円風呂に入るか無料バスに乗るかの選択に、バスを選び大野浦駅からJRで帰路。
せっかくスペシャルシャンプー/美肌ソープ/美顔クリーム/シルクタオルの入浴セット・着替えを持ってきたのに、あ〜ぁ





09/01/25 大峰山 g693
1月24日、積雪だ。平地で3cm位なので標高1,000m超の廿日市市の大峰山にはさぞかし積もっているだろうと思い出かける。県道30号線には雪は無いけど、玖島別れから先はバリバリだが、スタッドレスタイヤと4輪駆動と私の華麗なドライビングテクニックでなんの問題もない(まぁタイヤさえよければテクニックは関係ないんだけどね)。駐車場には他に車は無い。少々吹雪いていて気温も低くストックの濡れた金属部分がすぐに凍る。別荘地の中を行くが住民はいないようだ。10時20分頃貯水槽の地点の登山口を出発。ここらで積雪10cm位で大したことはなく一応ワカンを持ってきたが装着することはないようだ。この山の登山道は丸太の階段が多く積雪でもルートは分かりやすい。雪道で先頭を行くのは結構しんどく代わってもらおうと思って後ろを振り向くと誰もいない! まぁいないはずだよ単独で来たんだからね。やはり雪景色はきれいだ。県美展で3位に入賞する写真を撮りながらゆっくり登り2時間位で山頂に着く。やはり1番乗りは気分がいい特に雪道は。少しして単独者が来る、危ない所ところであった、私のナンバーワン人生に傷が付くところだった。山頂でアーモンドチョコを2粒食べて下山。
道中に製缶会社ハイキングクラブの「空缶は思い出と一緒に持ち帰りましょう」と書いてある標識があるが、ずいぶん昔からあるように思うけど、時代を感じさせるなあ。今時飲料・食料を缶で持ってくる人はいないと思うけど。缶はガスボンベくらいか、これもペットボトルで作られるようになったら携行が楽になるだろうな。
空ペットボトルは思い出と一緒に持ち帰りましょう


最近は缶を見ないね I am No.1  この人No.2




09/01/17 宮島/大江山 g693
1月17日、宮島太郎の会の方々に同行して宮島の貝殻塚ウォッチングと大江山登山に行く。宮島太郎というお名前は広島市の中心部に居住していた(?)広島太郎さん(すでに亡くなられたらしい)と微妙に似ている。趣向も共にアウトドア派で似ている。広島太郎さんは都会派アウトドアマンで宮島太郎さんは山野派のアウトドアメンだ。
宮島桟橋で行程の説明を受けルート地図を頂いて総勢26人で8時45分に出発し。干潮なので鳥居前の海中を渡り大元公園へ。ここから岩船岳へ向かうコースを辿り前峠を経て多々良林道へ出て、先峠から岩船岳方面へ向かい陶晴賢分岐を少し行った所から右下へ下り大江の貝殻塚(合戦史跡)で昼食。食後大江浦方向へ下り、途中からそれて滑りやすい濡れた岩盤上を歩き第一貝殻塚を見て大江山へ向かう。羊歯ばっかりの急登だ。京の都の大江山には鬼が住んでいるが、ここには鬼はいないけど鬼瓦面の人は結構いるな。大江山の山頂着後少し先に進み展望の良い所から眼前に経小屋山・眼下に大江浦が見る。引き返してから急坂を下り3時20分頃広大植物園に出てここで解散し、タクシーで桟橋まで帰る富裕階級と歩いて帰る無産階級に分かれるが無産民やや多し。私はタクシー料位は持っている少産民だが永らく、ここらの海岸線を見たことないので歩き4時半に桟橋に到着。
宮島のメジャーな弥山・駒ヶ林は年に数回行くが、こういうマイナーな場所はなかなか行く機会もないので、今日はなかなか良い経験をさせていただきましたな。感謝


大江の貝殻塚 ナメラー 尻割れ目アップ

行程地図




09/01/05 迎春登山 g693
1月4日、新春初登山はやはりここ宮島だね。新春というには少し日にちが過ぎたが、まぁいろいろと事情もあるので。3人で宮島口へ9時半頃着くとなぜか戦国武将風の人がいる。なにかイベントでもあるのだろうか。
時間が早いのか船にも商店街にもあまり人はいない。干潮時なので厳島神社前の砂浜をショートカットして大願寺へ参拝する。境内では猿廻しの開演準備のリハーサルをしていて、近くの蕎麦屋では開店前の蕎麦を打っている。
多宝塔ルートから駒ヶ林を目指す。多宝塔前で20人位の団体が準備運動をしていて、「今年も怪我なく・・」と言うようなことを唱和しています。アセビ・羊歯の多い尾根道を登り11時過ぎに駒ヶ林に到着し、少し早いけどここで昼食にする。大きな団体がすでに食事の準備中で後続も次々に来て、弥山の方からも続々と人が来るが、ほとんどが団体でお屠蘇を頂いてる方が多いけど会の初登山なのだろう。食後霊火堂を経て弥山に向かう。こちら方面はロープウェイで来た観光の人が多い。山頂到着後四宮ルートを下る。
弥山へのルートは自治体・観光協会推奨のいわゆる公式ルートがあるが、いずれも階段・舗装路の谷間の道で展望も無く歩いてはなはだ楽しくはない。今日は往路・復路共お上の御意向に逆らった展望の良い尾根道を歩いた。下山後に出発時に手打ち風景を見た蕎麦屋に立ち寄る。かなり待たされて蕎麦を食すが味の感想はノーコメント。帰路は商店街を通りもみじ饅頭を買う。商店街も連絡船も正月3ヶ日を過ぎているためか、大混雑というような事はない。


コスプレマニアか? 駒ヶ林から弥山を望む人を望む