18/07/21~24 北アルプス裏銀座 kyc 
旅行会社の登山ツアー<裏銀座縦走/野口五郎岳・水晶岳・鷲羽岳・三俣蓮華岳5日間>に参加した。裏銀座組が11人、表銀座組が8人で同じバスに乗車。
7/20 広島駅を7時半出発。7月豪雨の災害から復旧したばかりの山陽自動車道を通り名神道・中央道・長野道と乗り継いで安曇野ICで降りて宿泊地の七倉山荘に18時頃に着き宿泊。
7/21 ガイド・添乗員と5時20分出発しタクシーで高瀬ダムの登山口へ。
トンネルを抜け、つり橋を渡りブナ立尾根に取りつく。広葉樹の樹林帯の中を右手に濁沢をみながら、急登を登ること5時間烏イワキキョウが咲き乱れる帽子小屋に到着し、休憩後すぐに三ツ岳に向けて出発。
12時前に砂礫の稜線で昼食。ゴゼンタチバナ・ツバメオモトの実・イワツメクサ・コマクサ・アオノツガザクラ・ハクサンイチゲ・イワカガミなど咲いているが少し小ぶり。
右手に双耳峰の水晶岳も見えてきた、歩きにくい大きな岩塊を進んみ、15時頃、野口五郎小屋に着く。
7/22 5時30分、朝食後出発、山荘の前から燕岳・大天井岳・常念岳の山並みがくっきりと見えて、アルプスの中にどっぷり浸かっているなあと思う。
野口五郎岳の山頂の先に槍ヶ岳が見えている。5時45分、野口五郎岳登頂。水晶岳・赤牛岳・薬師岳・劔山も見える、よく晴れて展望は抜群で360度の大パノラマが広がっている。
東沢乗越付近は前記の植物に加え、ミヤマダイコンソウ・ヤマハハコ・ヨツバシオガマ・チングルマのお花畑が広がっている。
真新しい水晶小屋に着いて、荷物を置いて水晶岳へ向かう、右手に薬師岳・剣岳・遠く白馬岳・朝日岳、左手に雲ノ平・黒部五郎岳のカールが広がっている、平地をしばらく行って最後の岩を上がると水晶岳頂上。振り返ると鷲羽岳への尾根が見える。
水晶小屋横で弁当を食べ出発。ワリモ乗越は高天原の温泉への道と雲の平山荘へ続く道と黒部源流へ下りる道の3本の始まるポイント、ワリモ岳を巻いて鷲羽岳の登りはザレ道で歩きにくい、しかし下りの方がその何倍も歩き難かった、頂上から三俣山荘まで下り14時40分に着く。
この辺りになると人とすれ違うことも多くなってきた。さすが北アルプスの十字路だ。
ここの山荘の夕食はジビエのシチュウにサラダで美味しかった。23時頃、起きたら、八日月に鷲羽岳が神々しく鎮座していた。夏の大三角形の間を流れ星が落ちていった。
7/23 朝食後5時50分出発。三俣蓮華・丸山・双六岳と展望を楽しみながら、アップダウンを繰り返す。双六小屋へ下る岩の多いザレ道は石を落とさないよう要注意だ。
双六小屋ではイチゴとブルーベリーのケーキまでいただく、抜けるような青空に山の中で贅沢なひと時。
9時40分、鏡平小屋に向けて出発、クロユリ・キヌガサソウにも会えた。クロユリベンチでは砂浴びしているライチョウの親子にも会え花見平でお花畑を堪能。
鏡平小屋ではカレイにかき氷。歩き続ける元気をもらって、わさび平小屋まで下り15時30分過ぎに着く。
わさび小屋では1枚の布団に2人で食事は3交代の混みよう。でもお風呂が有りさっぱりした。
7/24 6時出発し笠新道の入口、ヘリポートの荷だし広場を経由し1時間30分で新穂高温泉に到着。
初めの3日間は9時間から10時間も歩いた、さすが上級の山行きであったが、展望のご馳走は何物にも代えがたいご褒美だと思う、達成感と満足感でいっぱい。 




18/07/14~16 燕岳  kzc 
 7月14日から3日間の旅行会社企画の燕岳登山に参加した。
14日、災害の為不通になっていた山陽自動車道が開通し、予定通り広島駅からバスで出発。
三連休の初日に復旧した山陽道は関西方面30キロの渋滞との事で、若狭舞鶴道・名神道・中央道へ入り安曇野で降りて中房温泉で一泊する。
翌日、燕岳登山口より登山開始、いきなりの急登で第一ベンチですでに汗だくで段差の違う石段や木の根っこがでて歩き難い悪路であった。第二・第三・富士見ベンチと、登り一辺倒で暑い!
合戦小屋に着き名物のスイカを戴く、なんと美味しいんでしょう~スイカに癒され、出発し尾根にでるまでまた急登で北アルプス三大急登の一つだそうだ。
登って行く途中木々の間から槍ヶ岳が見えた、随分登って来たぞ、尾根に出て燕山荘が見えてきたがそこからが長いっ 行けども行けども着かないのだ、最後の階段はやっとの思いであった。燕山荘に到着後山頂を目指す、ここからがこの山行きのハイライトである、高山植物はゴゼンタチバナアオイロツガザクラ、ミヤマキンポウゲ、フウロ、アカモノ、ツリリンドウそしてコマクサの大群落。
天候も良く青空一色、イルカ岩メガネ岩、360゜のパノラマ常念岳、大天井岳、穂高岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳、水晶岳、立山とにかく大展望なのだ
これほど山頂を楽しんだのは初めての事で山の素晴らしさを身体で感じた。
夕食に間に合うように帰った燕山荘は三連休もあり宿泊者600人と聞いた。山小屋でアルプスホルンも聞き夕焼けも満天の星空も楽しみ満足でした。
翌日は1300メートルを一気に下り帰路についた、私には良い条件が一杯揃って思い出深い最高の山行きでした。




 18/07/15 龍頭山 g6931817
7月15日、4人で豊平の龍頭山へ。
滝見コースの駐車場から出発する。
連日の猛暑だが、道中の殆どが木陰で直射日光を浴びることが無く、無風ながらも耐えられる暑さだ。
駒ケ滝に着く、水量は少ないが涼しいので立ち去り難い。
水の無い黒滝、前龍頭、中龍頭を経て山頂に着く、ここで昼食を摂り同じルートを下山する。

7月6日からの大雨により中国・四国地方は激災害に見舞われ、特に広島県は人的被害が最多だった、連日、悲惨な様子が報道され胸が塞がれる思いだ。
「あさきた里山マスター」制度に背を押され昨年、一昨年と安佐北区の山にはよく登り、6月24日に最後の山に登り一区切りついたが、それから2週間後にこのような事になるとは思いもよらなかった。
7月2日から新たに「ひろしま北里山キング」という制度が始まったが、いきなりのこのような事態で、登れなくなった山も結構あるだろう、計画された自治体の方も大変だろう。
大災害の事態を受け、いろいろな催事が中止になり、歌舞音曲の類の自粛というような事が有るが、心情的には理解できるが、この様な事は復旧・復興への何の助けにはならないだろう。被災地の方々へ思いを馳せながら、日常的な生活をする方が良いのではないか。
里山キングの対象でもある龍頭山の登山道や山頂はきれいに笹や草が刈られている、大雨の後でごく最近されたようだ、自治体の方か個人の方がされたのかは分からないが、このような行動こそが、間接的には被災地の基幹道路や里道の復旧に繋がるのではないか。
登山や観光という趣味の範疇に属するような事も、経済活動を利する事にもなりむしろ復興を資するのではないかな。