17/07/17 唐松岳 kyc
7/15~7/17、旅行会社企画の八方尾根から唐松岳登山ツァーに参加しました。
三連休で高速道が渋滞し安曇野ICを降り、前泊の白馬八方温泉までバスで10時間かかった。
7月16日、曇っていて、白馬槍には幾筋も雪が残っていて唐松岳は見えない。
宿を7時出発。スキー場のゴンドラ・リフト2本を乗り継いで八方池山荘まで上がる。
リフトの足元には、ニッコウキスゲ・クガイソウ・ワタスゲ・トリアシショウマ・シモツケソウなど足が触れるのではないかと思うくらいの高さに生えている。
登り始める頃に雨が降り始めカッパ着用。ガスがかかって白馬岳は見えない、整備された木道の道を行く、八方池にもガスがかかり展望はない。
足元の花が楽しませてくれる。イワシモツケ・テガタチドリ・ハクサンチドリ・イブキジャコウソウ・タカネバラ・ウラジロヨウラク・ヨツバシオガマ・ハッポウウスユキソウ・ハクサンタイゲキ・クモマミミナグサ・カライトソウ・タテヤマリンドウ・チングルマ・ゴゼンタチバナなどなど。
八方池を過ぎると観光客もいなくなる。今年は特別らしいが雪渓が残っており、唐松頂上山荘のホームページを見て登っている個人の方は、手堅くアイゼンを着装している方が多い。丸山ケルンの上の雪渓は100mくらい続き、シラネアオイの群落に出会う。初めてみる薄紫の花びらには癒される。またキヌガサソウの大輪が湿原原に並び、サンカヨウの花もまだ咲いていた。
11時半、小雨の中で朝食を摂り早々に出発、頂上山荘手前に初めて見るクロユリ・ミヤマクワガタが咲いていた。
12時半くらいに混みあっている山荘到着。本館2階の2段ベッドに6人。廊下にも布団が敷いてあり、名前が書いてある。雨だから入れてもらったが、通常なら3時以降でないと入館できないそうだ。
乾燥室は時間指定で夕食も5交代で食す。
夕食は使い捨てのプラスティック容器、ビールも紙コップというスタイルは洗うための水が不足するので、考えられた方法かもしれない。
19時に寝始めたが、途中何度か風の音で目が覚める。
翌朝、頂上でご来光を見る予定だったが、風と雨で5人だけが頂上を目指した。頂上は全くのガスの中で、すぐに山荘へ引き返す。
朝食後、合羽を着て下山開始。シラネアオイの群落を名残惜しく過ぎ、100mの雪渓も用心深く下り、扇雪渓も通過し雪渓を通り過ぎたころ、ガスが少しづつ晴れてきて眼下に白馬村が広がっている。
八方池まで下りてきた。ゆっくりと八方池で休み、岩のごろごろする下り道、白馬三山が、すっきり見えることはなかったが、時々白馬槍・杓子岳が見えた。リフト・ゴンドラを乗り継ぎ、無事下山。
お天気には恵まれなかったけど、花々の見頃を十分楽しみ、満足で広島へ帰ってきた。